2018.06.05.
山口最丈・兵庫県企画県民部長が法学部授業に登壇

「地域政策入門A」法学部・経済学部連携

山口最丈・兵庫県企画県民部長が、6月1日、西宮上ケ原キャンパスを訪れ、関西学院大学法学部・経済学部の連携授業「地域政策入門A」に登壇しました。

山口さんは「人口減少社会における兵庫県の取り組み」をテーマに、兵庫県の成り立ちや現在抱えている課題などについて講義。
日本全体が抱える少子化問題に対しては、兵庫県も同様に人口減少が加速している状況であり、なかでも県内就職率が30%と特に20代前半の若者の人口流出が大きいことを挙げ、その対策として、第二新卒採用の積極化や、県外への転出者がいずれ帰ってきたくなるような“子育てしやすいまちづくり”などの取り組みを紹介しました。

さらに、1995年の阪神・淡路大震災から20年以上が過ぎた現在でも、なお財政面で震災関連の負債を抱えている現状や、県内の都市部と郡部で広がる地域格差の課題について話しました。山口さんは、地域の文化や特性を伸ばす地方の創生によって、郡部と都市部が機能を分担しながら連携していく必要性を語り、兵庫県のおすすめ観光スポットなども紹介しました。
最後に、「いろんな場所に出かけ、体験することで成長し、社会人になった時にその経験が生きてくる。兵庫県は日本の縮図と言われており、少し足を運べばさまざまな場所へ行くことができる。是非自分で出かけて、たくさんの体験を重ねてほしい。」とエールを送りました。