法学部
K.G.
2026.04.06[ニュース]

法学研究科研究員・田中豊さんの論文が書籍『自由民権運動期におけるヨーロッパ思想と儒学—接触、交流、翻訳—』に掲載

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20263月に刊行された『自由民権運動期におけるヨーロッパ思想と儒学—接触、交流、翻訳—』(汲古書院)に、法学研究科研究員の田中豊さんの論文「元田永孚のアメリカ―ジョージ・ワシントンと「共和政治」への眼差し―」が掲載されました。

本稿では、明治天皇の教育係を長年務め、晩年にはいわゆる教育勅語の起草に携わった元田永孚(ながざね)1818-1891)の思想が扱われております。天皇親政の実現を目指していた元田が、明治初年にジョージ・ワシントンやアメリカの共和政治を称賛する史料を執筆していたという意外な点に着目し、その営為の意義について検討しております。

田中さんは「儒学とアメリカの政治体制は、全く無関係かもしれません。しかし、元田永孚という儒学者においてアメリカはどのように映ったのかという点に注目しつつ、明治期における「西洋」と「東洋」との交錯を描くことに拙論では努めました。また、本書には国内外を問わず東アジア政治思想史を専門とする多数の研究者が魅力的な論稿を寄稿しております。本書から近代日本政治思想史の面白さを堪能していただければ嬉しく思います」と話しています。

本書から近代日本政治思想史研究の最新の知見を得ることができますので、手に取ってみてください。

自由民権運動期におけるヨーロッパ思想と儒学 - 株式会社汲古書院 古典・学術図書出版