国際学部
K.G.

国際学部生
国際ボランティアプログラム体験記

国連ユースボランティア

【派遣先】国連広報センター(UNIC)ザンビア共和国

【参加期間】2022年9月~2023年2月

坂本 萌歌さん ―徳島北高校 出身(徳島県)―
◆広報活動やイベント運営に従事

将来は国際協力の分野で働きたいと考えている私にとって、学部生のうちから国連職員の一人として勤務できるプログラムはとても魅力的でした。教育や広報を通して保健衛生の重要性を伝えることに興味があり、主に広報活動やイベント運営を行うUNICで効果的な情報の伝え方などを学びたいと志願しました。
印象に残っているのは、イベントで使用する撮影パネルのデザイン作成です。何度も試行錯誤を重ねて出来上がったパネルを各国大使や副大統領までもが使ってくださり、その後のイベントやアウトリーチ活動などにも活用してくれています。

◆情報を発信することの責任を実感

着任してすぐ痛感したのは、人に聞くよりもまず自分で解決しようとしたり、何か聞きたくても「忙しいかな」と気を使ったりする〝日本人″でいてはいけないということ。
上司や同僚にアドバイスを求める積極性と、「報連相」の徹底は常に心がけました。また、広報活動を通して、情報を扱うことや発信することの責任を実感。普段から多角的・批判的な視点で物事を捉え、自分が発信する情報に責任を持つことを、今後より意識していきたいです。

国際社会貢献活動

【派遣先】特定非営利活動法人 ジャパンハートこども医療センター (JH) カンボジア

【参加期間】2025年9月~2026年2月

酒井 茜音さん ―関西学院大学高等部出身(兵庫県)―
「目の前の命にどう向き合うか」を教えてくれた5か月間

私がこのプログラムに出願した理由は2つあります。1つ目は、高校生の頃から子どもの貧困問題に興味があったからで、ジャパンハートは誰に対しても無償で医療を提供しており、貧困層の子ども達の医療課題について学ぶことができると考えました。2つ目は、身近な人にがんの闘病経験があったからです。小児がんの治療に尽力しているジャパンハートで、非医療者の学生である自分も子ども達の心を救うために活動できることに惹かれました。

印象的だったのは、非医療者でも医療現場の最前線に立ち会える環境です。一般病棟・がん病棟・外来・ナースステーション・オペ室など、すべての場所がインターン生としての私たちの活動拠点でした。医療者が目の前の命のために懸命に働く姿や、様々な患者さんの様子を日々感じながら、私自身もこのチームの一員であるという自覚を持って活動していました。
このプログラムを通じて直面した困難は、やはり小児がんの子ども達が亡くなってしまう場面に遭遇することです。日頃から一緒に遊んだり、企画したイベントに参加してくれたり、手術に同行したりした子が闘病の末に亡くなってしまうのは、精神的にとても辛いことでした。ただ、カンボジアの仏教の教えには輪廻転生の考え方があり、亡くなったその瞬間から次の人生が始まると考えられています。私もそのように捉えることで、前向きに今自分がすべきことに向き合うことができました。
身につけることができたスキルはたくさんあり、広報業務で培った文章力、イベント企画で培った企画力・運営能力、激務の中で大量のタスクを捌く管理能力など、帰国後も役立つものばかりです。業務内で得たこれらのほかにも、寮生活や異国での生活を通じてコミュニケーション能力や危機管理能力も向上したように感じます。 この5ヶ月間の経験は、医療という枠を超えて「一人の人間として、目の前の命にどう向き合うか」を教えてくれました。この経験は今も、私が物事に取り組むうえでの原点であり続けています。このプログラムでの学びが、これから留学を考える皆さんにとっても、自分自身と向き合う貴重な機会になることを願っています。