前外務大臣 玄葉光一郎氏が講演

[ 編集者:国際学部・国際学研究科      2013年12月9日   更新  ]
玄葉光一郎氏

玄葉光一郎氏

第48回国際学部連続講演会は、前外務大臣玄葉光一郎氏を講師にお迎えし、12月2日(月)に開催されました(協力:関西学院大学産業研究所)。今回の講演会には、学生・教員・一般参加者約150名が参加しました。なお、本講演会はグローバル人材育成推進事業の特別講演会として、経済学部・商学部・国際学部の共催により実施されました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

演題は、「国際社会における日本のあり方」でした。まず、玄葉氏は、外務大臣時代の実感として、「日本は、主観的評価より、客観的評価が高い国である。」ということを様々な例を挙げながら、お話されました。次に、現在の世界のパワーシフトについてご説明され、その状況下で、今後、日本がどう対応すべきかお話されました。玄葉氏は、「東アジアの将来のあり方、アジア太平洋地域の秩序を説いていく責任と役割が日本ある。そのためにも、ルール形成力としてのソフトパワーを強化することが重要である。また、『人間の安全保障』の概念形成、普及に取り組むことが大切である。」と、今後の国際社会における日本のあり方について述べられました。また、玄葉氏は、人口減少の問題への対応についてもお話されました。

講演後の学生とのディスカッションと質疑応答では、「人道的介入について」、「日本と国連との関係‐常任理事国入りについて」、「TPP」、「中国との外交」、「日本のパブリックディプロマシー」、「10年後の東アジアにおける理想的な、正しいパワーバランスと日本の役割について」など、国際社会、日本の外交姿勢について多く質問が寄せられました。

最後に、グローバルに活躍することを願う学生達に「好奇心を持ち、無限の可能性を信じて、前向きに頑張ってほしい。人生には、良いことも悪いこともある。厳しい試練に出会った時、自分が大きく成長できるチャンスと思って、飛躍してください。」とアドバイスをくださいました。そして、「日本は、『人と技術』において評価されていること、今後は、この強みを伸ばしていくことが大切である。」ということも学生達に伝えておられました。