[ 人間福祉学部 ]李 政元(リ ジョンウォン)教授

教員紹介 李政元先生

■研究分野のキーワード
 QWL(労働生活の質)、家庭福祉、攻撃性と暴力、社会調査、データサイエンス

研究内容

 家庭福祉を研究領域としています。最近では、主に3つの課題に取り組んでいます。

 第1に社会福祉領域で働く人々の「労働生活の質」(Quality of Working Life: QWL)についての実証研究です。QWLが何から構成され、QWLが社会福祉職者らの組織行動にどのように影響しているかを研究しています。

 第2の課題は家庭内で発生する家族間暴力が発生するリスク要因は何かを明らかにする研究です。リスク要因を網羅し、さらに各リスクの家族間暴力に対する影響の程度を明らかにします。そうすることで、援助・介入の意志決定に重要なアセスメントを精緻化し適切な援助・介入を可能にすると考えています。

 第3の課題は社会福祉実践の評価に関する研究です。よりアカウンタブルで根拠のある社会福祉実践を確立するためにも社会福祉実践は評価にさらされなければなりません。実践的見地からの効果性・効率性を念頭にしつつデータサイエンス(統計学)による評価方法を構築できればと考えています。