学部設立10周年記念特集『数字で見る人間福祉学部』第2回:入試から人間福祉学部を知る
[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科 2017年1月11日 更新 ]

『数字で見る人間福祉学部』の第2回:「入試から人間福祉学部を知る」では、人間福祉学部長補佐で人間福祉学部の入試を担当されている池埜 聡教授にお話をお伺いしました。
2017年度入試の一般入試で大きな変更点はありますか?
関西学院大学の一般入試の全ての日程でインターネットからの出願ができるようになりました。従来通り、郵送か持参いただいての出願も可能です。
一般入試の直前対策があれば教えてください。
人間福祉学部長補佐 池埜 聡教授
全ての日程で入試問題の出題傾向やレベルはほぼ同じですので、受験を予定している日程以外の過去問題も解いておくとよいでしょう。
また、併願が増えると試験に慣れる等のプラス要因が働き、合格率が上昇する傾向があります。
2016年度入試では、単願の合格率は41.9%、2併願47.3%、3併願49.4%、4併願50.5%、5併願55.2%、6併願51.2%、7併願61.0%でした。
今回のテーマの「300」は何の数字ですか?
人間福祉学部の一学年の定員数です。関西学院大学の中では、神学部に次いで“少ない”学部です。学部理念である「実学の府」を実現すべく、学内外での実習やインターンシップ等を重視した教育を少数精鋭で行うため、定員をあえて少なくしています。
社会福祉学科130名、社会起業学科70名、そして人間科学科100名と、それぞれの学科の定員はさらに少数であり、お互いに知り合い、友人関係を深めていくことのできる環境が整っています。
第一希望を他学部と迷っている受験生に対して、人間福祉学部の魅力を教えてください。

学部紹介パンフレット
人間福祉学部の魅力の一つは、「教員との距離がとても近い」ことです。教員一人あたりが担当する学生数は他学部に比べて少なく、その分学生一人ひとりの思いに教員が寄り添うことができる体制を重視しています。
関西学院大学の中で、少人数クラスによる演習形式の授業が最も多いのも人間福祉学部の魅力です。講義による知識の習得に加えて、教員と学生、学生同士の議論をベースに、人々の幸福や生活の質(QOL)を育む方法を、国際的な視点も踏まえながら検討していく機会が豊富に提供されています。
めまぐるしく変化する社会問題に具体的な解決策を見いだし、実際に「動いてみる」体験を得られる学部であり、大学で何かに「打ち込めた」という実感を得ることができるはずです。
受験生へのメッセージをお願いします。
春に人間福祉学部でお会いしましょう!
すべての学問は、「人々の幸福の追求」と「住みよい社会の実現」へと通じていきます。人間福祉学部は、身体、こころ、社会、そしてスピリチュアルなつながりという全人的な観点から人間を捉え、「いのちの大切さ」に真正面から向き合います。混迷する社会問題や弱き立場に追いやられている人々への支援を可能にする実践力は、人間福祉学部によって身につけることができます。
将来、どのような人生を歩もうとも、人間福祉学部での学びは皆さんにとって、いつでも立ち返ることのできる「アンカー -錨(いかり)-」となり、将来への展望を拓くためにかけがえのない支えになることでしょう。皆さんと共に学べることを心から楽しみにしています。
★次回予告★
次回、第3回は人間福祉学部の「武田 丈 副学部長(教務担当)」が人間福祉学部の特色のある授業やカリキュラムについて紹介します。