日本手話
「日本手話」を本学で唯一第二言語科目として開講
「日本手話」を言語教育科目として開講。実技はもちろん、ろう者の考え方も学び、ろう者への理解を深めます。
外国語ではない、もう一つの日本の言語
手話は世界共通ではなく、例えばイギリスとアメリカでは手話は異なり、また、日本国内でも手話の方言があります。
ろう者はろう学校で手話を「教わる」のではなく、日々の生活の中で自然に身に着けており、日本手話は日本語とは異なる別言語として独自の文法体系をもつ自然言語であるといえます。最近になって国連でも「手話は言語である」と採択がなされ、社会的にもようやく手話が言語であるという認識が広まりつつあります。
日本手話を体系的に学ぶ場が少ないなかで、人間福祉学部では、福祉専門科目の一つとしてではなく、本学で唯一、第二言語科目と位置づけて開講しています。授業は、日本手話のネイティブサイナーであるろうの講師が担当する手話実技とともに、ろう者の考え方を学ぶ講義もあり、単に日本手話を修得するだけでなく、ろう者への理解を深めることもできます。
※言語教育科目については各言語によって定員があり、履修ができない場合もあります。