新関 芳生 教授

アメリカ文学、身体性、ロボット
アメリカ文学のテクストの中で身体の機能を解明することで、アメリカにおける身体観、さらにはアメリカという国家そのものを包括的にとらえ直すことが研究目標です。研究対象は文学作品、映画、絵画、彫刻、写真から、マンガ、アニメーションにも及びます。
これらの表現媒体の中に表れる、病気や身体の機能不全に着目し分析を行うことが、研究の基本的な視点となりますが、最近ではアンドロイドを通して、逆に生身の人間の身体と意識を読み直すという試みを行っています。こうした研究によって、身体を、文学、文化、テクノロジー、政治、認知科学などにおいて記述することが可能になると考えています。