中西 康裕 教授

古代国家の成立、六国史、河内
現在の研究課題は三つに大別できます。第一は、八世紀に完成する「律令国家」を到達点とした古代国家の成立過程。弥生時代以降の国家の形成過程や社会機構の整備過程を、特に財政と地方支配の観点から検討しています。
第二は、古代史の基本史料である六国史の再検討です。歴史過程の再構築と史料論をめざしています。そして第三は、古代国家との関わりの中での河内の歴史について。古墳・氏族・集落・灌漑施設・神社・寺院・道などをキーワードとして河内の歴史を考察しています。