山口 覚 教授

社会地理学、都市、移動
人々はさまざまな人間関係のなかでどのように生き、自己や他者をいかに理解するのでしょうか。私は社会地理学の立場から、移動する人々、都市に生きる人々についていろいろな観点から調べています。これまでは鹿児島や高知、沖縄出身者の県人会などを手がかりに、出郷者が都市で生み出してきたネットワークを調査してきました。高度経済成長期に国家プロジェクトとして実施された「集団就職」という労働力移動現象にも関心があります。
また、スコットランドにおける移民の生活や宗教活動、難民認定に関する情報も集めています。このようなさまざまなテーマを通して、都市、国家、移動、人間関係について考えています。