Andreas Rusterholz 教授

新約聖書学、キリスト教、解釈学
聖書にはさまざまな人間像が登場し、人間とはどれほど錯綜した存在かがよく分かります。色々な考え方、色々な性格、色々な生き方を生き、環境によって異なる状況に対峙させられています。漫然と聖書を読むだけでは見えてこない多様な問題に対する解決の糸口を、聖書を研究することで掴もうとするのが、私の志す学問です。
学問とは文字どおり“問い学ぶ”ことです。これらの問題を聖書を通して考察し、研究するのが私の仕事です。これは文学にも当てはまります。スイスのドイツ語圏から来た者として、特にドイツ語の文学は興味深い研究対象です。また、ドイツ語から日本語へ、日本語からドイツ語への翻訳や翻訳論などにも興味があります。