文学部
K.G.

佐藤 暢哉 教授

行動神経科学、認知神経科学、空間認知、記憶

眼や耳から入ってきた情報は、それ自体は光や空気の振動でしかありません。このような情報を、どのようにして私たちは意味ある情報として認識しているのでしょうか。日頃、何の疑いもなく見聞きしていることは、私たちの脳内での多くの処理を通して意識に上っています。

たとえば、いつも通る帰り道などは特に意識しないでもたどることができます。自宅まで間違えずにたどり着くのはとても複雑な行動であるはずですが、私たちは特に意識することなく、それをやり遂げることができるのです。このような意識的・無意識的な行動を、脳における処理という点から理解することをめざして研究しています。