橋本 伸也 教授

ロシア近現代史、バルト地域、比較教育社会史
現在取り組んでいる研究テーマは4つ。1つめは、ロシア帝国を含むヨーロッパ近代大学史に関する比較社会史的研究。2つめは、ロシア帝国支配地域における民族知識人の形成と大学網の発展に関する研究。3つめは、「子ども」の保護・養育と遺棄をめぐる学際的比較史研究。そして4つめは、ロシア連邦カリーニングラード州を含むバルト海沿岸地域にかかわる「歴史と記憶をめぐる政治」の研究です。
1~3は、比較史的観点からロシア帝国を含むヨーロッパの教育構造の社会文化史的検討を進めることに主眼をおいています。また、冷戦体制終結後の現代世界で激化している「歴史と記憶をめぐる政治」についても関心を抱いて研究を進めています。