文学部
K.G.

米虫 正巳 教授

フランス哲学、自己と他者と自然、哲学史の再検討

フランス哲学を中心に研究を行っています。生ける個体的存在としての自己、他の個体的存在である他者を含めた他なるもの、それら自己と他なるものをそのようなものたらしめる過程であり、またそれらがそこに生起する場所でもある自然、これら三者(自己・他者・自然)の在り方を明らかにすることに取り組んでいます。

また、生ける存在による思考という観点から哲学という営みそのものをもう一度捉え直すこと、そしてそこからこれまでの哲学史を再検討しつつ、行為と認識、科学と技術、社会と歴史などの諸問題についての哲学的思考の新たな可能性を開くことが現在の課題です。