小石 かつら 教授

音楽史、メンデルスゾーン、オーケストラ
私は、自身が演奏にたずさわってきたこともあり、音楽が「演奏者によって音にされる現場」に興味をいだき、近代的な演奏会の成立とその変遷について研究しています。
具体的には、世界最古の民間オーケストラであるドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が、1781年以来現在まで、実際にどのようなプログラムで演奏会を開催してきたのかを調査・研究。同時に、この楽団を、世界のスタンダードとなる存在へと大きく舵をきった音楽家、F.メンデルスゾーンについても研究しています。 これらの研究は、現代日本の文化政策にもまっすぐにつながるものがあります。