文学部
K.G.

有光 興記 教授

パーソナリティ心理学、臨床感情科学

人は幸福になるために、成功しようと努力します。そして、うまくいかないと思って不安になったり、失敗してひどく落ち込んだりします。また、うまくいっても、その後の失敗を恐れると幸せな気分を味わうことができません。どうすれば不安や落ち込みから開放され、幸せを感じられるようになれるのかが、私の研究室のテーマです。

これまで、“あがり”や罪悪感を経験しやすい人のパーソナリティやそれらの感情への有効な対処行動について研究を行ってきました。臨床現場では、さまざまな心理検査を実施し、不安症や発達症への認知行動療法を実践しています。近年は、慈悲とマインドフルネス瞑想が肯定的感情、否定的感情に及ぼす効果について研究を行っています。