浦 啓之 教授

Theoretical Linguistics, Architecture of Universal Grammar
人間言語は、単語の音や形態のレベルでは互いに非常に違っています。けれども、文の構成法を観てみると、どの任意の2つの言語を取り出しても、数学的には極めて類似している事が判ります。これは、人間であれば誰しも言語の構造に関する普遍的能力を生得的に持っているからです。
この生得的・普遍的能力とは一体どのような構成内容を持ち、人はそれを実際にどのように行使することによって言語を生成しているのかを、多様な言語の構造を分析し共通点を見出すことで、生得的・普遍的言語能力の構成を解明します。