文学部
K.G.

宮下 博幸 教授

ドイツ語学、認知言語学、文法化

ことばの文法がどのように生まれたのか、また生まれつつあるのかを、特に古ドイツ語ならびに現代ドイツ語のデータに基づいて研究しています。文法が生まれる過程の文法化の際の意味拡張のプロセスに関心を持っています。このプロセスには私たちの世界の把握の仕方や、私たちのコミュニケーションのあり方が密接に関係しています。

文法の成立の研究を通じて、私たちの認知やコミュニケーションの傾向を明らかにするのが大きな目標です。またさらにそのような傾向が、世界のさまざまな言語にどのような形で反映されているのかという点にも関心を持っています。授業ではドイツ語の仕組みについて学ぶ「ドイツ語学概論」や、「ドイツ語史」などを担当します。