文学部
K.G.

古見 文一 准教授

発達心理学、発達科学、他者の心の理解

私たちは、みんな赤ちゃんであり、子どもでした。しかし、自分が小さい頃にどんな世界を感じ、どんなことを考え、そして周りの人とコミュニケーションを行っていたかをはっきりとは覚えていません。私が専門とする発達心理学では、私たちが忘れてしまった子どもの心を明らかにするための研究を行っています。

特に、私自身の研究テーマは、他者の心の理解の発達です。子どもは、いつ自分や他者に心があることに気づくのでしょうか。そして、自分や他者の心を理解する能力はどのように発達していくのでしょうか。これらを研究することで、子どものコミュニケーションの不思議を解き明かしたいと考えています。