2016.04.15.
フランス語作家ユベール・アダッド氏を招き講演会を開催

ユベール・アダット氏と久保昭博教授

ユベール・アダット氏と久保昭博教授

文学部はユベール・アダッド氏を迎えて、フランコフォニー祭の一環として「想像から現実へ」をテーマに講演会を4月15日に開催し、70名を超える聴衆は穏やかな中にも熱気の感じられる空気が流れる中で熱心に聞き入りました。アンスティチュ・フランセ関西主催、文学部フランス文学フランス語学専修共催。

ユベール・アダッド氏はチュニジア出身のフランス語作家。これまでに小説、詩、エッセイなど多方面にわたる作品を数多く発表し、最近では日本文化をモチーフにした作品も書いています。今回は、近年の代表作『パレスティナ』をメイントピックとしながらも、世界に広がるフランス語圏を指す「フランコフォニー」をめぐる考察や、アダッド氏が長年携わっている、移民や困難を抱えた青少年を対象とする創作クラスの活動についての紹介も披露されるなど、作家の多面的な活動の一端をうかがい知ることのできる刺激的な講演となりました。(司会・通訳 久保昭博文学部教授)

講演会の様子

講演会の様子