関西学院張記念館レクチャーコンサート
関西学院張記念館レクチャーコンサートについて
関西学院張記念館レクチャーコンサートは、「関西学院張記念館(旧 関西音楽学研究所)」で開催するレクチャー付きコンサートです。
弊学は、西日本で最も古くから音楽学研究に取り組んできました。本演奏会は、関西学院大学に音楽学の礎を築いた張源祥(1899–1973)の「音楽学の普及と発展を図る」という遺志に沿って始められたものです。1984 年に始まったこのコンサートは、当初は卒業生でもある山田耕作を軸に据えて取り組んでいました。コロナ禍による中断期間を経て、2024年度から活動を再開しています。
第60回「西洋から来た弦楽器——日本で花開いた独自の文化」
第60回テーマ
西洋音楽文化と日本音楽文化は、しばしば別個のものとして語られてきました。しかし日本の近代以降の音楽文化を振り返ると、西洋からもたらされた音楽や楽器は、そのまま受け入れられたのではなく、日本の生活や感性に即して用いられるなかで、独自の発展を遂げてきたことがわかります。60回目の開催となる今回の企画では、マンドリン、大正琴、そして流行歌を手がかりに、西洋由来の弦楽器文化が日本においてどのように変容し、日本独自の音楽文化として根づいていったのかを検討します。
大正琴は、西洋の弦楽器の発想を取り込みつつ、日本の音楽文化により適したかたちへと、楽器そのものが改良された例です。一方、マンドリンは西洋の楽器でありながら、日本の大衆音楽や流行歌のなかで、日本的な感性に即したかたちで受容されました。ここには、「楽器そのものを日本的に作りかえること」と「西洋の楽器を日本的に用いること」という、二つの方向性を見ることができます。
西洋から来た弦楽器は、日本の近代音楽文化の黎明期においてどのように受け入れられ、用いられ、日本独自の音楽文化の一部となっていったのでしょうか。当日は実際の録音や映像資料を交えながら、その過程をご紹介します。
日時
日時:2026年4月26日(日)14時開演(13時30分開場)15時終演予定
場所:関西学院張記念館(西宮市甲東園 1-11-12)
阪急今津線「甲東園」駅より徒歩5分 ※西宮上ケ原キャンパス内にはございません
プログラム
第1部 流行歌の歴史——明治から戦前まで(講師:服部智行)
第2部 流行歌とともに——マンドリン、ヴァイオリン、大正琴(講師:木村遥、貝田かなえ)
※本企画では生演奏はございません。当時の録音や映像資料を交えながら、楽器と音楽文化の変容をたどります。
お問い合わせ
関西学院張記念館レクチャーコンサート実行委員会
メール kg.lectureconcert@gmail.com
電話 0798-54-6212(関西学院大学文学部美学研究室)
ワークショップ「リズムに学ぶハーディ・ガーディ」
ワークショップのテーマ
日時
日時:2025年6月14日(日)13時開演(12時30分開場)18時終演予定
場所:関西学院張記念館(西宮市甲東園 1-11-12)
阪急今津線「甲東園」駅より徒歩5分 ※西宮上ケ原キャンパス内にはございません
プログラム
第1部 講演「18世紀の教則本にみるホイールの分割」(講師:木村遥)/「楽器製作技術と演奏機能の維持について」(講師:Régis FROULY、吉川智大)
第2部 演奏ワークショップ「フレンチ基本編・応用編」(講師:大竹啓司)/「スペイン編」(講師:吉川智大)
第3部 ダンスワークショップ「西洋の舞踊形式バル・フォークを踊ろう」(講師:サリー・ラン)
お問い合わせ
関西学院張記念館レクチャーコンサート実行委員会
メール kg.lectureconcert@gmail.com
電話 0798-54-6212(関西学院大学文学部美学研究室)
第59回「ハーディ・ガーディ——まわして奏でるヨーロッパの不思議な楽器」
第59回のテーマ
59回目の開催となる2025年度は、中世からヨーロッパで演奏されてきた弦楽器、ハーディ・ガーディを取り上げます。日本での知名度はあまり高くありませんが、モーツァルトやシューベルトなどの音楽家も、この楽器を使っていました。本コンサートでは、ハーディ・ガーディが18世紀フランスで発展したことに注目し、歴史・楽器構造・音楽・ダンスといった視点から紹介します。
日時
日時:2025年6月14日(土)10時開演(9時30分開場)11時30分終演予定
場所:関西学院張記念館(西宮市甲東園 1-11-12)
阪急今津線「甲東園」駅より徒歩5分 ※西宮上ケ原キャンパス内にはございません
プログラム
第1部 研究者による講演「ハーディ・ガーディの歴史」(講師:木村遥)
第2部 楽器製作・修復家による解説「楽器構造について」(講師:Régis FROULY,吉川智大)
第3部 演奏者による演奏とダンス(演奏:大竹啓司、近藤治夫/ダンス:サリー・ラン)
お問い合わせ
関西学院張記念館レクチャーコンサート実行委員会
メール kg.lectureconcert@gmail.com
電話 0798-54-6212(関西学院大学文学部美学研究室)
第58回「意外と知らないマンドリンのこと——明治・大正期のロマン、そして現代へ」
第58回のテーマ
今回のテーマは、部活動などを通して日本で広く長く親しまれているマンドリンです。マンドリンはイタリア発祥の弦楽器ですが、海を越えて明治末期に日本へ運ばれ、大正期に広く普及しました。今日の日本は、世界一の「マンドリン大国」と言われるほど、演奏者が多いことで知られています。本コンサートでは、日本のマンドリン界において、演奏者としてはもちろん、指導者や指揮者としても活躍中の石村隆行氏をゲストに迎えます。明治末期から大正期にかけての新聞や広告を参考にしながら、マンドリンが教育と深く繋がってきたことを、マンドリンの豊かな響きとともに紹介します。
日時
日時:2024年7月6日(土)14 時開演(13時30分開場)15時30分終演予定
場所:関西学院張記念館(西宮市甲東園 1-11-12)
阪急今津線「甲東園」駅より徒歩5分 ※西宮上ケ原キャンパス内にはございません
プログラム
第1部 大学院生によるレクチャー「マンドリンってどんな楽器?」(講師:貝田かなえ)
第2部 石村隆行氏による演奏「マンドリンの音色を聴いてみよう」(演奏:石村隆行)
リッジェーリ《フステンベルクの主題による変奏曲》
牧野由多加《春雪のバラード》
桑原康雄《じゃんがら》 ほか
第3部 石村隆行氏×大学院生 対談「日本のマンドリン演奏について」(お話:石村隆行/聞き手:貝田かなえ)
お問い合わせ
関西学院張記念館レクチャーコンサート実行委員会
メール kg.lectureconcert@gmail.com
電話 0798-54-6212(関西学院大学文学部美学研究室)