工学部
K.G.

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

各課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、各課程の教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を以下のように定める。

総合教育科目(4課程共通)

  • キリスト教科目
    初年次に配当し、本学の建学の精神であるキリスト教主義に基づく人間形成によって、自らを律する強さ、倫理観、他者との協調性等の基本的な態度を身につけさせる。
  • 英語教育科目
    自然科学・科学技術分野における共通言語である英語を低学年次に配当する。自ら情報発信できるよう、総合的な英語コミュニケーション能力を修得させる。
  • 総合選択科目
    社会、文化、人間、自然科学・科学技術について、幅広い教養と視野を身につけさせる。

物質工学課程

物質工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、「学士(工学)」を授与するにあたり必要とされる知識・技能を体系的に修得できるよう教育課程を編成する。本課程における授業科目を、総合教育科目と専門教育科目に大別する。総合教育科目はキリスト教科目、英語教育科目、総合選択科目にて構成し、専門教育科目は必修科目、基礎科目〈数学系、物理系、化学系〉、実験科目、発展科目、先端科目、専門選択科目、他領域科目にて構成する。各科目群については物質工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に沿う形で以下の方針をもって実施する。

専門教育科目
  • 必修科目
    本課程に必須となる基礎知識を1年次に、後述の「基礎科目」「実験科目」で修得した基礎的な知識・技術を基に卒業研究の自立的推進能力を養う科目を3年次に修得させる。卒業研究に関わる科目を4年次に配当し、「創エネ」、「蓄エネ」、「省エネ」の各分野の学問的・技術的発展が社会、文化、人間等との様々な関連においてもつ意味を理解させた上で、取組むための課題を発見させ、これまでに培ったコミュニケーション力・知識・技能を用いて課題解決に向けて意欲的に取組ませることにより、現代社会における問題解決力を修得させる。
  • 基礎科目
    「創エネ」、「蓄エネ」、「省エネ」の各分野において必須の数学系、物理系、化学系の基礎知識を、講義等を通じて修得させる。
  • 実験科目
    「創エネ」、「蓄エネ」、「省エネ」の各分野において必要となる基礎的な技能及び基礎知識を体系的・構造的に理解し論理的に思考する力を実験を通じて修得させる。
  • 発展科目
    基礎知識や基礎的な技能を応用するために必要なコンピュータ活用や基礎科目で学修した科目の発展的内容、実践的な知識について講義等を通じて修得させる。
  • 先端科目
    3年次に配当し、本課程の学生が基礎知識や基礎的な技能の理解を深め、「創エネ」、「蓄エネ」、「省エネ」の各分野の特定の目的に対して応用するための高度な知識について講義を通じて修得させる。
  • 専門選択科目
    「創エネ」、「蓄エネ」、「省エネ」について、掘り下げた内容の知識と視野を養成し、各分野の伸展となる知識を修得させる。
  • 他領域科目
    特定の分野に閉じこもらず、多彩な知識と視野を身につけさせるため、自然科学・科学技術等について、幅広い教養と視野を養成し、高度に多様化する科学技術やグローバル化する社会に対応できる知識・能力を修得させる。

電気電子応用工学課程

電気電子応用工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、「学士(工学)」を授与するにあたり必要とされる知識・技能を体系的に修得できるよう教育課程を編成する。本課程における授業科目を、総合教育科目と専門教育科目に大別する。総合教育科目はキリスト教科目、英語教育科目、総合選択科目にて構成し、専門教育科目は、必修科目、基礎科目、実験科目、発展科目、先端科目、専門選択科目、他領域科目にて構成する。
学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)で述べたように、電気電子応用工学課程は、我が国のグリーンイノベーションに資する人材育成をめざす。理工学部時代から培ってきた物性物理学・電子工学の教育研究を異分野融合・連携の形で新課程に展開し、今後迎える新しいエネルギー社会に貢献し得る人材を輩出することを目的とする。
カリキュラムの基本的な考え方としては、省電力パワーエレクトロニクスを支える、素材・デバイス分野と回路・システム分野の2つの分野に関わる学術を、モビリティーの電動化等、具体的な応用先を想定して、基礎から応用まで幅広く学ばせる。各授業科目は、1つの分野に偏ることなく、また、それぞれの分野の関係性を意識して、構成・配置されている。さらに、これらの講義科目に加えて、「電気電子ものづくり実験」、そして電気電子工学の基盤となる計測技術に関わる「電気電子計測実験」等の実験科目を開講し、省電力パワーエレクトロニクスの要素技術を体験的に受講できるようにする。
工学のための理学をよりよく理解し、実社会からの要請に対応できる基礎力を身につけるだけでなく、身につけた基礎力を発展させ、新しい素材・プロセス・デバイス・システムを創造できるような、複数分野にまたがる、あるいは境界分野で活躍できる研究者・技術者を育成する。

専門教育科目
  • 必修科目
    本課程に必須となる基礎知識を1年次に、卒業研究の自立的推進能力を養う科目を3年次に修得させる。卒業研究に関わる科目を4年次に配当し、素材・デバイス分野、回路・システム分野の学問的・技術的発展が社会、文化、人間等との様々な関連においてもつ意味を理解させた上で、取組むための課題を発見させ、これまでに培ったコミュニケーション力・知識・技能を用いて課題解決に向けて意欲的に取組ませることにより、現代社会における問題解決力を修得させる。
  • 基礎科目
    素材・デバイス分野、回路・システム分野における数学、物理学等の基礎知識を講義等を通じて修得させる。
  • 実験科目
    素材・デバイス分野、回路・システム分野において必要となる基礎的な技能及び基礎知識を体系的・構造的に理解し論理的に思考する力を実験を通じて修得させる。
  • 発展科目
    基礎知識や基礎的な技能を応用するために必要なコンピュータ活用や基礎科目で学修した科目の発展的内容、実践的な知識について講義等を通じて修得させる。
  • 先端科目
    3年次に配当し、基礎知識や基礎的な技能の理解を深め、省電力パワーエレクトロニクスの分野の特定の目的に対して応用するための知識について講義を通じて修得させる。
  • 専門選択科目
    素材・デバイス分野、回路・システム分野の自然科学の基礎や「ものづくり」技術の共通基盤等についての知識と視野を養成し、各分野の伸展となる知識を修得させる。
  • 他領域科目
    特定の分野に閉じこもらず、多彩な知識と視野を身につけさせるため、自然科学・科学技術等について、幅広い教養と視野を養成し、高度に多様化する科学技術やグローバル化する社会に対応できる知識・能力を修得させる。

情報工学課程

情報工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、「学士(工学)」を授与するにあたり必要とされる知識・技能を体系的に修得できるよう教育課程を編成する。本課程における授業科目を、総合教育科目と専門教育科目に大別する。総合教育科目はキリスト教科目、英語教育科目、総合選択科目にて構成し、専門教育科目は必修科目、情報工学実習科目、知能・機械工学実習・実験科目、基礎科目、発展科目、専門選択科目、他領域科目にて構成する。各科目群については情報工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に沿う形で以下の方針をもって実施する。

専門教育科目
  • 必修科目
    本課程に必須となる基礎的な知識と技能を講義と演習、実験・実習を通じて修得させる。卒業研究に関連する科目を4年次に配当し、各専攻分野の学問的・技術的発展が社会、文化、人間等との様々な関連においてもつ意味を理解させた上で、取組むための課題を発見させ、これまでに培った知識、技能、コミュニケーション力を用いて課題解決に向けて意欲的に取組ませることにより、現代社会における問題解決力を修得させる。
  • 情報工学実習科目
    情報工学における基礎的な技能、コンピュータを活用する技能及び基礎知識を体系的・構造的に理解し論理的に思考する力を実習を通じて修得させる。
  • 知能・機械工学実習・実験科目
    人間・機械系分野における基礎的な技能、コンピュータを活用する技能及び基礎知識を体系的・構造的に理解し論理的に思考する力を実験・実習を通じて修得させる。
  • 基礎科目
    主に1年次、2年次に配当し、情報科学分野における基礎知識を講義等を通じて修得させる。
  • 発展科目
    2年次、3年次に配当し、基礎知識や基礎的な技能を応用するための知識を講義を通じて修得させる。
  • 専門選択科目
    人間・機械系分野における基礎知識や基礎的な技能を修得させ、知識と技能を伸展させる。
  • 他領域科目
    特定の分野に閉じこもらず、多彩な知識と視野を身につけさせるため、自然科学・科学技術等について、幅広い教養と視野を養成し、高度に多様化する科学技術やグローバル化する社会に対応できる知識・能力を修得させる。

知能・機械工学課程

知能・機械工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、「学士(工学)」を授与するにあたり必要とされる知識・技能を体系的に修得できるよう教育課程を編成する。本課程における授業科目を、総合教育科目と専門教育科目に大別する。総合教育科目はキリスト教科目、英語教育科目、総合選択科目にて構成し、専門教育科目は必修科目、知能・機械工学実習・実験科目、情報工学実習科目、基礎科目、発展科目、専門選択科目、他領域科目にて構成する。各科目群については知能・機械工学課程の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に沿う形で以下の方針をもって実施する。

専門教育科目
  • 必修科目
    機械工学と人工知能のいずれを学ぶ上でもその土台となる数学的素養、機械工学と人工知能それぞれの専門分野に関する基礎的な知識・技能、近年の情報化社会の基盤技術として各種の機械システムとも関連を深めつつある情報技術の中核となるプログラミングの基本的な技能の3つを、講義と演習、実験・実習を通じて体系的に修得させる。専門的知識・技能の修得を終えた4年次に、学んだ知識・技能を用いた課題解決型の演習等を実施することにより、自らのもつ知識・技能を応用するための柔軟な思考力を養成するとともに、これからの社会において機械工学や人工知能の学問的・技術的発展がもつ意義についても考えさせ、それらを通じて人類の進歩に貢献しようとする意欲を喚起する。
  • 知能・機械工学実習・実験科目
    人間・機械系分野における基礎的な技能、コンピュータを活用する技能及び基礎知識を体系的・構造的に理解し論理的に思考する力を実験・実習を通じて修得させる。
  • 情報工学実習科目
    情報科学分野における基礎的な技能、コンピュータを活用する技能及び基礎知識を体系的・構造的に理解し論理的に思考する力を実習を通じて修得させる。
  • 基礎科目
    必修科目と同様、機械工学と人工知能両方の土台となる数学、機械工学と人工知能の両分野、それらと関わりの深い情報工学の3つについて、それぞれに関する専門的な知識を、対応する科目の講義等を通じてさらに充実させる。
  • 発展科目
    機械工学や人工知能に関するより発展的な内容の専門知識を、講義を通じて体系的に修得させるとともに、これまでに学んだ専門知識や技能を応用するための知識も併せて身につけさせる。
  • 専門選択科目
    情報技術に関する基礎知識及びより発展的な内容の専門的知識を、対応する講義等を通じて身につけさせるとともに、それらの情報技術を基盤とする近年の情報化社会において、機械工学や人工知能の技術を応用するための知識も併せて身につけさせる。
  • 他領域科目
    特定の分野に閉じこもらず、多彩な知識と視野を身につけさせるため、自然科学・科学技術等について、幅広い教養と視野を養成し、高度に多様化する科学技術やグローバル化する社会に対応できる知識を修得させる。