教育学部
K.G.

研究者 いま、教育現場では英語指導の専門性を有する教員が求められています。

泉 惠美子教授
掲載日:2025.08.15

国際性を養う新カリキュラムは、あなたの活躍の場を広げます。

Society 5.0やEducation 2030にも関連し、児童生徒みずからが主体的・対話的で深い学びを進めることができるよう、これからの教員にはICTを含めさまざまな教材・教具を用いたカリキュラム開発能力が求められます。また、外国語によるコミュニケーション能力を含むグローバル・コンピテンシーも必要です。2020年度より小学校中学年で外国語活動が、高学年で外国語科が導入され、教育現場では英語を指導できる指導者確保が喫緊の課題です。
関西学院大学教育学部では教育に関する知識・技能とあわせ、新しい価値を創造する力を養い、より良い学校や社会を開拓できる教育者・保育者を養成します。今回のカリキュラム改正では中高英語の免許課程を新設します。新課程を含めた複数の免許を取得することは、「小学校英語教育推進特別選考」枠を設置する自治体、義務教育学校、中等教育学校、さらには英語教育を取り入れている幼稚園や保育所への就職において役立つことでしょう。

グローバルな視野と高度な外国語運用力で、次代の教育界をリードする世界市民を育成します。

教育の原点は人を慈しみ愛し育てることです。これからの時代には「新しい価値を創造する力」「緊張とジレンマの調整力」「責任をとる力」などを培うことも求められます。本学部では、本校のスクールモットー “Mastery for Service(奉仕のための練達)”を基盤として、メタ認知、批判的思考力、協調性、共感力、自己効力感、情報技術活用能力、外国語運用能力、コミュニケーション能力、ほか多様なコンピテンシーを養います。さらに、それらを総動員して課題解決に取り組むことで、自己と他者の幸福を願い、省察し成長し続ける、人としての力が身につきます。身につけた力を発揮することで、児童生徒、教員、保護者、地域の人々、仲間と協働してより良い学校や社会を開拓していくことができると私たちは考えています。グローバルな視野と、高い外国語運用能力で、世界市民として教育界や社会で活躍することを期待します。

教育の新たなフェーズを受け入れ、自らを高める努力を決して惜しまない。そんな学生に入学してほしい。

近い将来、社会では、AIには持つことができないような柔軟性や創造性、感性や情動といった豊かな人間性がますます求められるでしょう。本学部は次代に向けた教育の新たなフェーズを受け入れ、主体的に関わり、自律的に行動するために、自らを高める努力を惜しまないような学生に入学してもらいたいと考えています。4年間の学びを通して、小学校で英語の専科教員として教えたい、担任をしながら英語も教えたい、中高の英語教員と地元の小学校と掛け持ちをして、小中連携などをしていきたい・・・そんな夢を抱き、未来の日本の教育界を担う教育者をめざすみなさんを応援します。Where there’s will, there’s a way. 我々も努力を惜しみません。ともに頑張りましょう。本学で体験する勉学や実習などの体験や、ともに学ぶ教員や仲間との出会いは、必ずみなさんの成長の糧となり将来につながると信じています。