慶応(大野ゼミ)・関学(新海ゼミ・猪野ゼミ) 合同ゼミナール

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2018年1月27日   更新  ]

FDAが拠点としている小牧空港を見学

 1月8~9日に京都のトラベラーズ・インで慶應義塾大商学部大野ゼミ、関学大新海ゼミ・猪野ゼミで合同ゼミナールを開催しました。この合同ゼミは今年で2回目の開催で、各ゼミ3年のグループ研究発表および4年の卒論発表を目的としたものです。
 また、発表会の後は「岡崎茶寮 豆狸」にて懇親会を行い、各ゼミと交流を図るとともに、今後の合同ゼミの内容企画や希望について教員も含め議論しました。

集合写真

集合写真

 当日はあいにくの天候でしたが、貸会場は40名を超える学生たちで埋め尽くされ、普段はあまり耳にすることのない、「産業組織論」の他のゼミの研究に刺激を受けるとともに、現2,3回生は来年度からの研究をどうするのかを考えるいい機会になりました。

合同ゼミの様子

合同ゼミの様子

新海ゼミ各発表の概略

①「UBER とタクシー ~余剰分析と動学モデル分析を用いて ~」
今話題のライドシェアサービスを進化ゲーム理論で分析し、既存のタクシーとライドシェアが共存できる可能性を示唆した研究です。

「UBER とタクシー ~余剰分析と動学モデル分析を用いて ~」

「UBER とタクシー ~余剰分析と動学モデル分析を用いて ~」

②「なぜテンプHDはインテリジェンスHDを買収したか」
発表者の就職する業界の再編に対して具体的な事例を述べ、それに対して’’if’’を提示し、ゲーム理論でシミュレーションをする研究です。

「なぜテンプHDはインテリジェンスHDを買収したか」

「なぜテンプHDはインテリジェンスHDを買収したか」

③「持株会社制度における企業統合の理論的研究」
寡占市場における純粋持株会社制度を利用した企業統合の有効性を、費用削減効果の面から理論分析した研究です。

「持株会社制度における企業統合の理論的研究」

「持株会社制度における企業統合の理論的研究」

大野ゼミ発表の概略

①「平成の大合併の決定要因」
平成の大合併に関する実証研究を、地形的な要因や政令指定都市移行といった独自の視線で実施しました。

②「企業の賄賂水準選択」
IMFのデータを元に131カ国の賄賂の水準の決定要因を実証的に明らかにした論文です。官僚と企業の面会階数が増加するほど「忖度」されるという結果等が明らかになりました。
 

猪野ゼミ発表の概略

①「企業の会員制を導入するインセンティブについて」
近年増加しているSNSを利用した会員制に関する理論研究です。会員制により財の獲得確率を制御することで利潤が増加することから、今後さらに会員制が多様化していくという研究が報告されました。

②「関税撤廃に伴いコメ市場はどう変化するか」
独自に米の需要関数や供給関数を推定し、貿易自由化に伴い、生産者、消費者、そして社会全体の余剰額がいくらになるのかをシミュレーション分析し、計算しました。

③「口コミサイトの台頭により市場はどのように変化したのか」
ノーベル賞でも話題になった「行動経済学」の研究です。学生自らが経済実験を行い、口コミが企業広告より信頼される条件を明らかにしました。