「われら関学経済人」 高橋 陽子 さん

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2014年11月14日   更新  ]

~関学経済学部生からのメッセージ~「われら関学経済人」

高橋 陽子 さん


      
  【卒業年月】 2009年3月(経済学部卒業)
         2011年3月(経済学研究科前期課程修了)
  【名前】 高橋 陽子(タカハシ ヨウコ)
  【出身高校名】 私立鶯谷高等学校
  【研究演習名】 新海 哲哉 教授
  【勤務先】 みずほ情報総研株式会社

   ※ 本ページの内容は2014年11月現在のものです。

これまでどんな仕事をされてきましたか?

 みずほ情報総研は、みずほフィナンシャルグループのIT戦略会社です。ITというと、少し前までは業務を楽にする「ツール」でしたが、今や社会や企業の「インフラ」として、なくてはならないものとなりました。みずほ情報総研は、そんなITを使って、お客様の経営課題の解決をサポートし、ともに成長する、ビジネスパートナーを目指しています。
 入社して3年、私はシステムエンジニアとして、法人向けのシステム設計・開発に携わってきました。主に、お客様とお客様のお得意様間の請求業務、入金結果還元業務を担う、決済ソリューションの開発を担当しています。特に、2~3年目には大規模なプロジェクトに参加し、お客様との打ち合わせからシステム構築まで、一連の工程を経験しました。
 文系でありながらIT業界を選ぶのは、少し違和感があるかも知れません。私も、仕事を「モノ」づくりと「サービス」づくりの2つに分けるとすれば、前者は理系の仕事、後者は文系の仕事だと考えていました。しかし、どちらの性格も持つIT業界に就職することで、「モノ」と「サービス」の両方をつくるダイナミックさを体験しています。

経済学部ではどんな学生でしたか?

 大学ではのんびりした学生生活を送っていました。思い出されるのは、友人とのおしゃべり、ゼミ長として企画した合宿などのイベント…楽しいことばかりです。
 そんな毎日が変わるきっかけがありました。それは友人と大学院の説明会に行った時です。日頃、「大学生なのに勉強をしていない。もっと勉強すべきではないか。」と感じていた中で、大学を3年で卒業できる早期卒業制度を知り、すぐに大学院進学を決意しました。
 それからは、勉強に追われる日々でした。私は市場を理論で分析するミクロ経済学を使って、元々興味のあった金融分野の分析に取り組みました。大学院では大学と比べて内容に格段の差がありますし、主体的にテーマを発見し、自力で解く力がより必要とされます。研究過程は平坦な道のりではありませんでしたが、それまでの人生で一番、勉強したと実感できました。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

 一度、純粋に経済学を楽しんで勉強してみてください。
 経済学と言っても多岐にわたり、そのすべてが実学とは言い切れません。そのような中で、就職するため、目標を見つけるための手段としてのみ経済学を勉強すると、実学に偏った知識しか得られないと思います。しかしながら、社会に出るときに重要なのは広く見識を備えていることではないでしょうか。
 大学院生になってから実感したのは、大学は主体的になればいくらでも学べる場所だということです。学部生の時の私は、本当にもったいないことをしました。主体的になれば、多くの知識を得られるだけでなく、真剣に研究している方々と出会う機会や物事の核心を探る力が得られます。実際、研究会やワークショップへの参加は、多くの研究者と出会い、多角的な発想に触れる貴重な体験となりました。
 勉強のみに専念すべきだとは思いませんが、純粋に勉強に取り組めるのは大学までです。きっと、物事を幅広く、深く考え、適切な判断を下す力が身に付きますよ。ぜひ、20年後、30年後にも「大学で経済学を勉強した」と胸を張って言えるようになってください。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

 経済学は、数ある社会科学の中で最も身近な学問だと、私は思います。日々買い物をする場面から、何か政策を講じる場面まで、その判断の基礎には経済学があります。経済学を真剣に学ぶと社会の見え方が変わるほど、身近でかつ奥深い学問です。
 関西学院のキャンパスは緑豊かで、建物も歴史があり、日常とは切り離されたのびのびとした空間です。そんな空間は、学びに専念するのに最適でした。関学経済学部には経済学の勉強だけでなく、友人や先生方との出会いも待っています。たくさんの人とコミュニケーションをとりながらともに学ぶと、視野が広がり、学びが楽しくなります。関学経済学部で、のびのびと、楽しく経済学を学びながら、社会で必要な力を身につけましょう。