2012.01.29.
「われら関学経済人」 中 麻優子 さん

【卒業年月】2010年3月
【名前】中 麻優子 (ナカ マユコ)
【出身高校名】大阪府立三国丘高等学校
【研究演習名】市川 文彦 教授
【勤務先】 堺市役所 国際部  アセアン交流推進室

※ 本ページの内容は2011年12月現在のものです。

これまでどんな仕事をしてきましたか?

 2011年の4月に堺市役所に入庁し、国際部アセアン交流推進室というところで働いています。なぜアセアン!?という声が聞こえてきそうなので少し説明させていただきます。堺は中近世に東南アジアと交易をしており、歴史的なつながりのあるアセアン各国との様々な交流を推進していくのが当室の役割なのです。  入庁から8ヶ月経ちましたが、印象に残っているのは、「堺・アセアンウィーク」の開催です。「アセアンウィーク」というのは、アセアン5ヶ国から大学生が来堺したり、各国の踊りや歌、食を楽しむことができるイベントがあったりと、文字通りアセアン満載の期間になります。準備中は大変な時もありましたが、いざ本番が始まると楽しさが忙しさを上回り、また「アセアンウィーク」を楽しむ人たちの笑顔を見た時は本当に嬉しかったです。  これからも毎日の仕事を楽しみながら、堺とアセアンの繋がりを増やしていきたいと思っています。

経済学部ではどんな学生でしたか?また、どんなことを学びましたか?

 実は、私は経済学部に1年しか在籍していません。なぜなら入学したのは法学部で、在学中に2つの学部を卒業することができるジョイント・ディグリー制度を利用し、4年生で経済学部に編入したからです。  3年生から履修をはじめた経済学部の授業は、入学し直したように新鮮で、新しいことを学ぶのがとても楽しかったです。数字や計算がでてきて理解できないこともたくさんありましたが、経済学部に来てこの授業を受けなかったら絶対知ることのない話やろうな~、計算なんて経済を学んでいる感じがするな~と難しいことさえ楽しく感じました(笑)。2つの学部で学んでよかったことは、広い視野でものごとを考えられるようになったことと、これからももっといろんなことを知りたい!という強い気持ちを持てたことです。  私は大学生の間にたくさんのことをやってみたいと思い、その気持ちからジョイント・ディグリー制度にも挑戦しました。ゼミの市川先生や事務室の方、友達、家族など多くの方々に助けてもらい、卒業することができました。経済学部では経済学と共に、支えてくれる人の大切さも身をもって学ぶことができました。

今の経済学部生にメッセージをお願いします!

 あっという間の4年間なので、何よりも、学生生活を思いっきり楽しんでほしいです。  楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私はたくさんのことに挑戦し、たくさんの人と会うことが楽しかったです。そして、大学時代に自分で考えて取り組んだ経験、出会う人、その人と話したことは、何よりも大切なものであり、それらは社会に出てからも自分の生活をより楽しくしてくれると思っています。その例を1つ挙げると、私は大学2年生の時、大学のプログラムでインドネシアに行きました。現地の学生と約2週間行動を共にしたのですが、今年、仕事でインドネシアの方とお会いした時、(うろ覚えの)インドネシア語であいさつをし、インドネシアに行ったことがあると話すと、とても喜んでくださいました。学生時代の経験が少しですが輝いた気がして、とても嬉しかったです。  また、いつまでも忘れられない思い出も、学生時代にたくさん作ってほしいと思います。

これから経済学部を目指す高校生にメッセージをお願いします!

 私は高校生の時、将来何になりたいかがはっきりしなかったので、それを見つけるために大学ではいろいろなことを学び、経験しようと思っていました。もし、同じような方がいるなら、関学はおすすめだと思います。面白い授業がたくさんありますし、私がよく見ていた学部の掲示板には、学内外の様々なイベントや募集事項等が貼り出してあります。入学当初は、こんなにたくさん参加できるものがあるんやな~と、世界がとても広がった気がしました。  また、私が経済学部で学ばせていただくことができたジョイント・ディグリー制度も、他大学にはないものです。その経済学部もおすすめです。経済学部で学んでよかったと思うことは、経済的な視点を知ることができたことです。以前は意味がわからなかった経済関連のニュースも少しわかるようになったり、自分で考えてみるようになりました。  高校生なら頑張り次第で何でも目指すことができると思います。何事にも一生懸命に取り組み、充実した毎日を過ごして下さいね!