東アジアの将来に向けて議論-延世大学との合同セミナー(井口ゼミ)

東アジアの将来に向けて議論-延世大学との合同セミナー(井口ゼミ)

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2011年12月15日   更新  ]

 

延世大学で最も歴史のある校舎

 井口泰ゼミ(研究演習Ⅰ)では、主に「東アジア経済及び労働経済に関係する研究」を行っています。今年は、日本学生支援機構平成23年度留学生交流支援制度(ショートステイ、ショートビジット)プログラムの助成を受けて、2011年11月23日~26日の4日間、韓国に滞在し延世大学キム・サンジュン教授ゼミとの合同セミナーに参加しました。
 延世大学は韓国ソウル市内にある名門私立大学で、“SKY”と呼ばれる韓国の三大一流大学のひとつ。井口ゼミとキム・サンジュンゼミとの合同セミナーは、今年で8年目を迎え、井口ゼミの中でも伝統のある最も大きなイベントです。

今回の合同セミナーの様子を紹介してくれるのは、井口ゼミ学生広報委員の吉成健二さん(経済学部3年生)です。

セミナーの様子

 合同セミナーの井口ゼミの発表テーマは「東アジアにおける増大する政治的・経済的摩擦と経済連携の将来」と「中国・インドにおける域内連携の役割と経済発展における課題」について。セミナー前は、海外の大学で英語の議論をするということで緊張もありましたが、セミナーの開始時に、両大学の参加メンバー一人ずつが自己紹介をしたことで緊張もほぐれ、アットホームな雰囲気の中で議論をすることができました。
 
 その中で、延世大学の学生たちと日本と韓国における経済連携について話題があがりました。現在、日本と韓国には、歴史教育や竹島問題などの様々な摩擦があります。しかし今後、韓国や東アジアにおける連携をさらに進めていくためには、これらの問題を解決していかなければなりません。その中で、お互いが東アジアの将来にむけて、日韓関係の問題である歴史や領土問題などについて、私たちの世代で議論できたことはとても有意義でした。

写真 上:アフターパーティー/下:寄せ書きをした延世大オリジナルジャケット

 セミナー後は、延世大学の学生たちと共に食事をし、韓国の徴兵制度や受験制度のほか、ポップカルチャーや将来の夢などを話しながら、和やかな雰囲気で楽しい時を過ごすことができました。彼らと話を通じて「延世大学の学生は向上心が高く、自分の考えをしっかりと持っている」という印象を受けました。また、反日・反韓感情という言葉をよく耳にしますが、少なくとも私たちの世代ではそのような摩擦は感じず、良好な関係を築いていけるのではないかということを感じました。

 同世代のトップレベルの学生たちと交流・議論ができたことは、私たち井口ゼミにとって、異文化を体験できたことと同時に、語学力・プレゼン能力の差を痛感した貴重な経験になりました。今後は、延世大学の学生たちに負けないためにも、今回、課題として見つかった「語学力」「プレゼン能力」「積極性」などを克服していきたいと思います。

後輩に延世大学のジャケットを贈呈

 
 帰国後、井口ゼミの後輩(研究演習入門)たちに、今回の合同セミナーで感じたことや見つかった課題を伝え、来年のこの合同セミナーに活かしてもらうための報告会を開催しました。また、少しでも今後のモチベーションの向上になればと思い、合同セミナーに参加した関学と延世大のメンバーの名前を寄せ書きした延世大学オリジナルジャケットをプレゼントしました。今後の友好を誓ったこのジャケットは、研究室に展示予定です。

 合同セミナーを振り返り、普段の大学生活では学べない韓国の学生の日本に対する思い、韓国の文化や習慣、考え方など、多くのことを学ぶことができました。また、たくさんの延世大学の友人もでき、刺激的な経験となりました。同時に延世大学の学生のプレゼンテーション能力・英語能力の高さも痛感しました。今後は、この経験を生かし、英語能力を磨きつつ、夢である「海外勤務を通して日本に貢献すること」を実現するために、交換留学や異文化交流など様々な国の人々と交流することを積極的にチャレンジしグローバルな視野を持ちたいと思っています。

写真 左:セミナー後の集合写真/右:井口教授と延世大のキム・サンジュン教授