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[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2011年4月18日   更新 ]
武者 加苗 さん

武者 加苗 さん

  ◆後期課程(2011年3月満期退学) 
   ⇒⇒ 札幌大学経済学部准教授(2011年4月より)
  ◆指導教員 高林 喜久生 教授

後期課程の研究テーマ

地域経済と地方財政の関係

後期課程の最大にして唯一の課題は博士論文執筆 「舞台は人を育てる」活躍の場所は自分で切りひらく

 在学中は地方財政と地域経済の関係について研究をしていました。取り組んだテーマは企業誘致政策が自治体財政に与える影響や、関西における観光事業の産業連関分析など。民間シンクタンクの関西社会経済研究所に勤務しながら後期課程に在学。業務上の関心と研究対象が重複していたため、担当プロジェクトの遂行には関学の図書館などを活用しました。また、学内の紀要や論文集など、研究成果を投稿する場があったことは、研究リズムを維持させるために有用でした。一方で、本業の仕事と学業に両立には苦労もありました。業務の合間をぬって通学し、論文を執筆することはやはり負荷が大きいことでした。在学中に目標の1つとしていたのは、論理性の獲得です。博士論文はこれまで書いた複数の論文をまとめ、内容に一貫性を持たせないとなりません。当然過去の論文を再考し、書き直す作業が要求されるため、その過程で論理性を追究することになります。
 札幌大学経済学部では、地域経済論、ゼミナール等を担当します。これまでは関西を中心とした地域経済論が専門でしたが、北海道経済についても分析対象に加える予定です。ゼミナール運営では、関学経済学部のゼミナールとのディベートをすることが目標です。
 後期課程では、博士論文を書くことが最大にして唯一の課題です。学位取得は楽なものではありません。ただ、学位はこれまでの業績の証明になり、アカデミアでの就職の幅を広げることにもつながるため、できるだけ早く取得すべきだと思います。また、外部の研究会に積極的に顔を出し、報告を行うことで活躍の場は広がります。普段から自分に言い聞かせている言葉は「舞台は人を育てる」

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