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[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2011年4月18日   更新 ]
村岡 寛昭 さん

村岡 寛昭 さん

  ◆前期課程(2011年3月修了) ⇒⇒ 後期課程進学(2011年4月より)
  ◆指導教員 土井 教之 教授

前期課程の研究テーマ

情報の非対称性・耐久性・評判の理論分析

後期課程の研究予定のテーマ

信頼財・イノベーション・主体間関係

論文数本を並行して作成しながら、海外雑誌にも掲載されるように研究の精度をあげたい

 将来のための時間と環境を確保したいと思い大学院へ進学。前期課程では、特定の財の特徴の下での評判の役割を理論的に考察しました。2010年トヨタ自動車の大規模リコール問題など、現代の自動車は技術的に複雑な構造で、消費者と生産者の間での専門技術に関する情報の非対称性があります。また、自動車は耐久財で、使用中の製品価値の低下も考慮しなければなりません。企業は消費者との長期的相互依存の中で評判を得ることで、安全性に対する努力継続のインセンティブを持ちます。このような設定のもとで、評判の役割、規範的効果、企業の最適行動の特徴を考察しました。
 経済学研究科には束縛されない自由な環境があり、自由な発想を許してくれます。それが、研究へのモチベーションの持続にもつながりました。先生方も親身に研究の相談に乗ってくれます。研究を大切にされている先生が多く、競争的側面で刺激を受けることもできます。近年、研究会の発起も盛んで、その研究会でも議論ができ、研究環境の水準は高いと思っています。
 今後は、論文数本を並行して作成しながら、海外雑誌に掲載されるように研究の精度も上げていきたい。論文に関連する文献や既存研究の動向を踏まえ、最新の経済学についても理解を深めたい。特に、研究テーマに関して、イノベーション論や関係の経済学を政策面・実証面でも議論・展開できるように、数学・数理統計・計量経済学・ゲーム理論等を分析道具として習得することに努めていきたい。

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