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[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2011年4月18日   更新 ]
高橋 陽子 さん

高橋 陽子 さん

  ◆前期課程(2011年3月修了) 
   ⇒⇒ みずほ情報総研株式会社(2011年4月入社)
  ◆指導教員 新海 哲哉 教授

前期課程の研究テーマ(修士論文のテーマ)

銀行借入を含む企業の資本構成と銀行の戦略 ~証券化による債権流動化と収益率の内生化~

経済学を用いて社会の仕組みを立証 サービス提供を考えるときには論理的思考が重要

 経済学は社会の仕組みを説明できる学問の1つです。もっとも興味があるのは金融やファイナンスの分野です。学部のときから、ミクロ経済学も楽しく、両方の分野を活かしたミクロ金融に絞って研究をしてきました。テーマは、企業の最適な資金調達方法(コーポレート・ファイナンス)を前提に、企業相手の銀行借入の証券化と金利設定を戦略とした銀行の行動についてです。その結果、証券化を伴う銀行借入に関する均衡を導き出し、銀行の貸出金利についての戦略も興味深い結論を得ることができました。この過程で、新たな手法を用いて、社会の仕組みをうまく立証できたことが嬉しかったです。
 4月からITコンサルティング会社のみずほ情報総研(株)で働きます。金融、公共、法人向けと様々な取引先があります。今までの研究内容が直接活かされることはないかもしれませんが、お客様のニーズにあったサービスを提供するかを考えるうえでは、研究と同様に論理的思考は重要で、経済学という学問を通じた社会の捉え方も必要だと考えています。
 大学院で研究することは楽ではなく、就職活動も厳しくなる可能性もあります。しかし、大学院で研究することは、社会の役に立つ人物になるための手助けをしてくれるものだと思います。様々な分野の研究に触れることができ有意義でしたが、もっと早い段階で研究テーマを絞り込むことができれば、より多くの知識を取り込むことができたと感じています。

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