2016.02.29.
「税に関する論文」で林ゼミ生が受賞!

 林宜嗣ゼミに所属する学生が、公益財団法人納税協会連合会が主催する「税に関する論文」の一般の部で納税協会特別賞を受賞しました。「税に関する論文」は租税等に関する研究の奨励、研究レベルの更なる向上並びに学術研究に対する助成に寄与することを目的としてひろく全国から募集されています。

納税協会連合会 「税に関する論文」 一般の部-特別賞

■論文タイトル
財政健全化に向けた法人税制-パネルデータ分析による法人税と経済成長の相関関係の実証-

■共同執筆(関西学院大学経済学部 林宜嗣ゼミナール)
荒金照大さん 織田美智子さん 木下彩美さん 浜野南実さん 山下高弘さん 山本勝也さん

⇒第11回「税に関する論文」の募集について

⇒入選論文について(受賞論文も掲載されています)

 以下、論文概要や応募した理由、意気込みなどについて、林宜嗣ゼミに所属する共同研究班を代表して山下高弘さん(経済学部4年生)に語っていただきました。

Q.税に関する論文概要について

林先生と

(受賞時の写真:左から浜野南実さん、林宜嗣先生、山下高弘さん)

 2014年12月に行われた衆議院議員選挙では、日本の財政状況について注目を浴びました。中でも、政府債務残高が1200兆円超えたことは大きな争点となり、私たちはこの打開策として、基礎的財政収支(プライマリーバランス)の不均衡の是正を掲げました。そして、日本の歳入を支える税収入からアプローチを試みて、増減税率において政府内で意見が対立し、実証分析の少ない法人税において、経済成長との相関関係を、パネルデータ分析を用いて実証を行いました。

Q.税に関する論文に応募した理由について

(受賞時の風景:左から浜野南実さん、山下高弘さん)

(受賞時の風景:左から浜野南実さん、山下高弘さん)

 大きな理由としては、約2年半お世話になった林宜嗣先生への恩返しをしたいと考えたため、私たち6人は本コンクールに応募しました。私たち林ゼミ28期生は、日々、経済や財政の分野だけでなく、あらゆる社会問題に焦点を当て、1年単位で共同研究を進めてきました。そして、卒業まで残すところ約1年となった時、最後の共同研究のテーマとして、やはり林先生の専攻分野である財政学における研究をしたいというゼミ生の意志の下、日本の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の改善を大きなテーマに掲げ、ゼミ全体で取り組みました。そのアプローチとして、歳入の税収、特に法人税に焦点をあてた私たちは、林ゼミでの研究の集大成として、応募しました。

Q.論文作成にあたって「意気込み・苦労したこと」

 林先生には自分たちの成長した姿を、自立した姿を最後に見てもらいたいと考えていたので、極力先生には頼らず、自分達で研究課題を解決していこうというものでした。そのため、苦労したことも多く、特に法人税に関して日本では先行研究が少なく、海外の論文をうまく翻訳しながら、専門的な知識を増やしていくことには骨が折れました。また、論文提出時期が、就職活動シーズンとかぶっていたために、いかに班員同士で協力して、就活と研究を両立させるかが本研究の大きなカギになったと思います。

Q.特別賞を受賞しての感想やこれからについて

 率直に「賞をもらえてよかった」と班員が共通して感じています。
論文提出後、林先生から「就職活動と並行して、こうしてゼミの研究に注力し、コンクールに応募出来ただけで十分意味がある」とお言葉をいただき、私たち自身も達成感に満たされていましたが、やはり目に見える形で成果として残せたことを嬉しく思っています。先生への感謝の気持ち、私たち自身の自信、共同研究の思い出などなどあらゆる面において、本当に「よかった」と思います。
 これからは、私たち林ゼミ28期は、社会に出ていき、おそらくこうした真剣に研究に没頭する日々を過ごすことはないと思います。しかしながら、林ゼミで学び、感じたあらゆることを胸に、精進していきたいと考えています。まずは、後輩に、いま私たちが伝えられるすべてのことを残せるよう努めたいです。
 

(共同研究班での記念写真)

(共同研究班での記念写真)