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課題解決型データ分析プログラムとは
2023年4月始動 新設プログラム
課題解決型データ分析により得られるもの
課題解決型データ分析プログラムとは、2023年度始動の経済学部の新設プログラムです。
入門から発展まで段階別の授業を通して、金融・財政・社会保障・労働・産業・地域などの分野の課題を発見し、データ分析で解決策を探り、提言できる能力を育てます。
3つのポイント
社会で求められているデータ分析能力
AmazonをはじめとするIT企業は、
データを解析して、
次のマーケティング戦略に活用しています。
企業で社会の情報化の進展により、容易にビッグデータを入手・分析できる環境が整いつつあり、多くの企業でデータ分析をもとにした戦略策定が重視されています。たとえば、AmazonをはじめとするIT企業は、顧客の購買履歴や商品検索時のデータを解析して、次のマーケティング戦略に活用しています。

国や自治体において、
データ活用による政策立案能力や、
政策提言能力が求められています。
国や自治体でデータ分析を通した客観的な証拠(エビデンス)をもとにして、政策を創り出すEBPM(Evidence-Based Policy Making)に注目が集まっています。国民や住民が納めた税収を無駄なく使うためには、国や自治体において、データ活用による政策立案能力や、政策提言能力が求められています。

データ分析にもとづく経済学の分野である
「実証経済学」が注目。
世界で2019年のノーベル経済学賞は、途上国での貧困解消を目的とした政策の効果を確かめるために、データにもとづいた分析を行った研究に与えられました。近年、データ分析にもとづく経済学の分野である「実証経済学」が注目されており、データ分析が様々な経済学の応用分野に適用され、多くの成果が報告されています。

ピックアップしてご紹介
課題解決型データ分析プログラムとは
- 具体的にどんなプログラムですか?
課題解決型データ分析プログラムとは、入門レベルの「経済データ分析入門」、応用レベルの「PBLデータ分析」、発展レベルの「Rによるデータ分析」を段階的に受講することで、データを用いた分析能力、政策提言能力を育成するプログラムです。
- どうやって参加しますか?
1年生で「経済データ分析入門」を全員が履修します。必修科目ではありませんので卒業のためには必ずしも単位修得は必要ありませんが、プログラムの次の段階に進むために単位修得を目指してください。各段階の単位修得状況に応じ、サーティフィケート(証明書)を付与します。
- サーティフィケート(証明書)とは何ですか?
各段階の科目の単位修得を証明するデジタルバッジをサーティフィケート(証明書)として授与します。またすべての段階の単位を修得すれば本プログラムを修了したことを証明するデジタルバッジを付与します。本プログラムを修了した証明として活用してください。
- 「PBL」とは何ですか?
PBL(Project-Based Learning)とは、学生が自ら進んで課題を発見し、その課題を解決するまでの過程で、様々な能力を獲得する学習方法です。少人数制の「PBLデータ分析」では、ディスカッションやグループワークを行います。フィールド調査を行う場合もあります。
- 「R」とは何ですか?
「R」は、データ分析に適したソフトウェアです。統計解析だけでなく、グラフィック分野も得意なプログラミング言語です。AIなどの機械学習にも使われることが多く、「R」を導入する企業、「R」を学習する人が増加しています。