ディプロマ・ポリシー
学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
関西学院は、キリスト教主義に基づく全人教育によって「“Mastery for Service”を体現する世界市民」を育成することを使命としており、その実現に向けて、全ての学生が卒業時に学部の区別なく共通に身につけるべき知識・能力・資質を「Kwanseiコンピテンシー」と定め、この獲得を念頭において、生命環境学部の理念の下、生命環境学部各学科の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を以下のとおり定める。
生物科学科
生物科学科は、生物学、数理科学、化学を基盤とし、生物機能の活用者としてグローバルに活躍できる思考力を備えた人材、また、新産業分野として創出が加速される生物科学関連のデータサイエンス産業に対応できる専門性の高い人材を育成する。
よって、以下のような知識と能力を有する学生に「学士(理学)」の学位を授与する。
- [関心・意欲・態度]自律的な態度と社会に貢献しようとする姿勢
(1)自らを律する強さと高い倫理観をもち、他者と協力してよりよい人間関係や社会を築くための基本的な態度を身につけている。
(2)自然科学・科学技術と社会、文化、人間との関係に深い関心を抱き、自然科学・科学技術の発展を通じて、再生・共生型社会の構築に貢献しようとする意欲をもっている。 - [知識・理解]幅広い知識と深い専門性
(1)社会、文化、人間、自然科学・科学技術についての幅広い知識と、多角的な視点を身につけている。
(2)生物学、数理科学、化学における基礎知識を体系的・構造的に理解している。
(3)生命科学分野における基礎的な技能を修得している。
(4)基礎知識や基礎的な技能を応用するための知識及び柔軟な思考力を有している。
(5)社会、文化、人間等との様々な関係において、専門分野の学問的・技術的発展がもつ意義を理解している。 - [技能・表現]実践的な学習技能とコミュニケーション力
(1)生命科学関連のデータサイエンス産業に対応し、コンピュータを活用したデータ分析力を有し、生命科学の研究から生成されるデータを解析できる能力を身につけている。
(2)生物機能を分子レベルで理解し、その理解に基づいて応用するための論理的思考力、情報収集力、表現力を身につけている。
(3)日本語及び英語によって、コミュニケーションできる力を身につけている。 - [思考・判断]課題解決のための総合的思考・判断力
(1)現代社会における問題に取組むための、課題発見力、創造的思考力及び課題解決能力を身につけている。
(2)生物機能の活用者としてグローバルに活躍できる思考力・判断力を備えている。
生命医科学科
生命医科学科は、数学、物理学、化学等を基盤として生命科学を修得し、生命に対する健全な倫理観と専門知識をもって、基礎医学・薬学・医工学分野に応用できるように基礎医学系分野と医学系情報学分野の研究を推進することができる人材を育成する。
よって、以下のような知識と能力を有する学生に「学士(生命医科学)」の学位を授与する。
- [関心・意欲・態度]自律的な態度と社会に貢献しようとする姿勢
(1)自らを律する強さと高い倫理観をもち、他者と協力してよりよい人間関係や社会を築くための基本的な態度を身につけている。
(2)自然科学・科学技術と社会、文化、人間との関係に深い関心を抱き、自然科学・科学技術の発展を通じて、再生・共生型社会の構築に貢献しようとする意欲をもっている。 - [知識・理解]幅広い知識と深い専門性
(1)社会、文化、人間、自然科学・科学技術についての幅広い知識と、多角的な視点を身につけている。
(2) 生物学、物理化学、数理科学における基礎知識を体系的・構造的に理解している。
(3)生命医科学分野における基礎的な技能を修得している。
(4)基礎知識や基礎的な技能を基礎医学・薬学・医工学分野に応用するための知識及び柔軟な思考力を有している。
(5)社会、文化、人間等との様々な関係において、専門分野の学問的・技術的発展がもつ意義を理解している。 - [技能・表現]実践的な学習技能とコミュニケーション力
(1)ヒトの健康に関わる医学、薬学、医工学系産業に対応し、コンピュータを活用したデータ分析力を有し、生命医科学研究から生成されるデータを解析できる能力を身につけている。
(2)生命現象を分子レベルで理解し、その知識を応用するための論理的思考力、情報収集力、表現力を身につけている。
(3)日本語及び英語によって、コミュニケーションできる力を身につけている。 - [思考・判断]課題解決のための総合的思考・判断力
(1)現代社会における問題に取組むための、課題発見力、創造的思考力及び課題解決能力を身につけている。
(2)基礎医学的な視点から、ライフイノベーションに貢献し、グローバルに活躍できる思考力・判断力を備えている。
環境応用化学科
環境低負荷型の持続可能な社会の実現のために、地球環境にやさしい合成法や機能性材料の開発に関する知識や技術を身につけ、化学的な視点からグリーンイノベーションに資する人材を育成する。
よって、以下のような知識と能力を有する学生に「学士(工学)」の学位を授与する。
- [関心・意欲・態度]自律的な態度と社会に貢献しようとする姿勢
(1)自らを律する強さと高い倫理観をもち、他者と協力してよりよい人間関係や社会を築くための基本的な態度を身につけている。
(2)自然科学・科学技術と社会、文化、人間との関係に深い関心を抱き、自然科学・科学技術の発展を通じて、再生・共生型社会の構築に貢献しようとする意欲をもっている。 - [知識・理解]幅広い知識と深い専門性
(1)社会、文化、人間、自然科学・科学技術についての幅広い知識と、多角的な視点を身につけている。
(2)環境応用化学分野における基礎知識を体系的・構造的に理解している。
(3)環境応用化学分野における基礎的な技能を修得している。
(4)基礎知識や基礎的な技能を応用するための知識及び柔軟な思考力を有している。
(5)社会、文化、人間等との様々な関係において、専門分野の学問的・技術的発展がもつ意義を理解している。 - [技能・表現]実践的な学習技能とコミュニケーション力
(1)論理的思考力、情報収集力、データ分析力、表現力及びコンピュータとネットワークを活用する能力を身につけている。
(2)ミクロな視点、マクロな視点の両面から地球環境問題に取組む能力を身につけている。
(3)日本語及び英語によって、コミュニケーションできる力を身につけている。 - [思考・判断]課題解決のための総合的思考・判断力
(1)現代社会における問題に取組むための、課題発見力、創造的思考力及び課題解決能力を身につけている。
(2)化学的な視点からグリーンイノベーションに貢献し、グローバルに活躍できる思考力・判断力を備えている。