高森 桃太郎(たかもり ももたろう)准教授
[ 編集者:商学部・商学研究科 2020年3月27日 更新 ]
研究分野のキーワード
国際ビジネスコミュニケーション、企業の言語戦略、ビジネス言語
研究内容
企業がビジネスを進める上においてコミュニケーションは不可欠です。部下への指示や取引先との交渉など、すべて言葉のやり取りで成立します。言葉の使い方次第で物事がうまく運ぶ場合もあれば、逆に失敗に終わる場合もあります。国際ビジネスにおいては外国の文化、言語、コミュニケーション・スタイル、法律、商慣習などが関わってくるため、国内で仕事をする時よりも話がややこしくなります。この分野では、様々な要因が絡む国際ビジネスの場において、どのようなコミュニケーションが効果的であるかについての研究が進められています。
私が特に関心を持っているのは、企業が特定の言語を社内公用語化する動きについてです。最近ファーストリテイリング、楽天、ホンダ、資生堂といった日本を代表する企業が、英語を社内公用語にすると発表しました(中でも楽天の取り組みはよく知られています)。このように企業が社内公用語を選択する際、いかなる基準で、どのような判断を行うのが経営のために良いといえるのか、経営の視点、ビジネスパーソンの視点、そしてビジネスにおける言語のあり方の視点から複眼的に研究しています。
2020年度担当授業科目(学部)
国際ビジネス入門、商学演習、国際ビジネスコミュニケーション論、国際取引交渉論、研究演習I・II