禪野 美帆(ぜんの みほ) 教授

[ 編集者:商学部・商学研究科       2020年3月27日   更新  ]

研究分野のキーワード

都市、ラテンアメリカ、文化人類学

研究内容

   私はおもにメキシコを対象として、文化人類学的な研究を行っています。2006年に刊行された拙著のテーマは、オアハカ州の一先住民村落の在住者と、同村から首都メキシコ市へと移住した人々双方の動態的な相互関係でした。メキシコの先住民村落に暮らす人々の多くは十分な現金収入を得る道がなく、国内都市へと、あるいはアメリカ合衆国へと移住しています。一方で移住者のなかには、都市で得た現金を母村の公共施設の整備や宗教儀礼の実現のために献金する者がいます。なぜ決して多くはない稼ぎの一部を村に渡してしまうのか、また、都市移住者からもたらされる現金に対して村在住者はどのような意味付けをしているのか、それはいわゆる合理的な見方では理解できない点ですが、私はそれを村独自の文化や価値観との関連で考察しました。
 2002年からは現在にいたるまで、かつてメキシコ市周辺に位置する先住民村落でありながら、ここ半世紀のうちに起こったメキシコ市の人口急増によって市街地へと変貌した地区に暮らす「地元民」の共同性や葛藤について研究しています。

2020年度担当授業科目(学部)

スペイン語I・II、スペイン語III・IV、教養演習

プロフィール・主要研究業績

関西学院大学「研究者データベース」関連ページへのリンク