商学部
K.G.
2026.10.06[ニュース]

海外短期研修プログラムの報告(東南アジア)

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―東南アジアの新興国(ベトナム・インドネシア)における人材マネジメントを現地で学ぶ―

関西学院大学商学部では、2026年8月23日から30日までの8日間、ベトナムおよびインドネシアにて、現地の日系及び欧米系の進出企業や職業高校の訪問、さらには現地で活躍する本学OB・OGとの懇談・交流を行う東南アジア研修を実施しました。

本プログラムは、急成長を遂げる東南アジアの新興国における企業の人材マネジメントの実態を学び、学生のグローバルな知識とマインドを養うことを目的としています。今回の研修には商学部の学生20名(3年生=10名、2年生=4名、1年生=6名)が参加しました(担当教員: 商学部・古沢昌之教授、西村博昭非常勤講師)。

ベトナムでは、IT産業やリゾート産業で注目を集める同国中部のダナン市にて、Pasona DX HubとSun Frontier Vietnam社を訪問し、ダナンの事業拠点としての魅力と現地での人材マネジメントについてお話を伺うとともに、施設見学もさせていただきました。

また、インドネシア(ジャカルタ市周辺)では、日系企業としてTOKKI社とFUKUSUKE  KOGYO社、欧米系企業としてJOTUN社を訪問し、インドネシアにおける人材マネジメントのポイントに関するレクチャーを受けると同時に、工場見学を行いました。

このほか、両国では本学の現地同窓会(ハノイ支部・サイゴン支部、インドネシア支部)との交流会を実施しました。現地のOB・OGの方々からは盛大な歓迎を受けるとともに、海外勤務の魅力と留意点、現地での生活、グローバル人材に向けて大学時代に取り組んでおくべきこと等について様々なご助言を賜り、学生にとって大きな刺激となりました。

さらに、今回の研修では、日系進出企業への人材供給源として就職率100%を誇るインドネシアの職業高校「ミトラ・インダストリMM2100」において、"Japanese Week"と称して、同校生徒との3日間にわたる交流会を実施しました。ここでは、古沢教授が「日本の経営の特徴」についてレクチャーするとともに、研修団参加の本学学生からも「日本の大学と大学生」「日本で活躍するインドネシア人(労働者や留学生)」「『ほう・れん・そう』の重要性」「アニメなど日本のサブカルチャー」に関してプレゼンテーションを行い、フランクな意見交換を通して、相互理解を図りました。

本研修を通じて、学生たちはグローバル化が進展する中、自身の海外勤務の可能性も見据えて、グローバル社会で活躍するために必要な知識や、語学力・異文化理解力・柔軟な思考力・幅広い視野といった能力・スキルの重要性を強く認識しました。今後も関西学院大学商学部では、実践的な海外研修を通じて、国際社会で活躍できる人材の育成に努めてまいります。
 
☆参加学生の声
➀樫原航成(商学部3年)
今回の東南アジア研修において、現地で活躍されている関学同窓会(OB・OG)の方々との交流は、私にとって非常に貴重な機会であり、大きな刺激となりました。ビジネスの第一線で世界を舞台に働く先輩方から海外勤務の魅力やリアルな体験談を直接伺う中で、自分自身の視野が一気にグローバルに広がったことを実感しました。そして、高い志を持って挑戦し続ける先輩方の姿を肌で感じたことで、私が将来目指したいキャリアもより明確になり、今後の大学生活や学びに対する強いモチベーションを得ることができました。

➁有本彩花(商学部3年)
現地で人材をマネジメントすることは、企業のために人材を育成するだけでなく、その国の将来を担う人づくりでもあるのだと感じました。特に、異なる文化や宗教、価値観を持つ人々を家族のように温かく迎え入れ、同じ目線に立って一人ひとりを尊重する経営者の姿が印象に残りました。目先の利益だけではなく、現地の人々や国の将来を見据えて向き合う姿から、その国を想う強い気持ちが伝わってきました。また、現地の人々が経験や知識を身につけ、将来組織や社会の担い手となる「自立」をサポートすることの重要性にも気づきました。現地の人々を単なる「労働力」として捉えるのではなく、ともに成長していく存在として向き合う姿勢が長期的なグローバル経営を実現するのだと感じました。

➂彦根千穂(商学部2年)
今回の東南アジア研修では、現地人社員の採用や育成、マネジメントについて具体的なお話を伺いました。特に印象に残っているのは、企業訪問で訪れたTOKKIの社長自らが工場内のゴミを拾うなど役職に関係なく行動する姿勢です。社員に指示するだけでなく、上に立つ人が率先垂範することが、社員からの信頼をもたらし、文化の違いを越えたより良い組織づくりにつながると感じました。そして、インドネシアの職業高校「ミトラ・インダストリMM2100」が掲げるように、知識を身につけるだけでなく、「I do」という考え方のもと、実際にやり切ることが重要である点を学びました。

➃松本歩蓮(商学部1年) 
 日系進出企業への訪問では、各企業で行われている現地の宗教や文化に配慮した様々な取り組みをお伺いすることができました。特に、インスタグラムを活用して従業員の働きぶりを家族に発信したり、家族を含めた旅行、イベントを行ったり、家族を大切にする取り組みが印象的でした。また、インドネシアの職業高校「ミトラ・インダストリMM2100」では、学内のカフェを学生が運営していたり、バイクの修理など実践的な授業が行われていたりと、活気のある雰囲気や日本への高い関心を実感することができました。

本学同窓会ハノイ支部・サイゴン支部との懇談会(ベトナム)
Pasona DX Hub訪問(ベトナム)
Sun Frontier Vietnam社へのヒアリング調査(ベトナム)
職業高校「ミトラ・インダストリMM2100」での本学学生のプレゼンテーション(インドネシア)
本学学生とミトラ・インダストリMM2100の生徒との交流会(インドネシア)
本学同窓会インドネシア支部との懇談会(インドネシア)
IT産業やリゾート産業で注目されるダナン市(ベトナム)
ジャカルタの独立記念塔前にて(インドネシア)