商学部
K.G.
2025.12.19[ニュース]

石淵ゼミ「Student Innovation College 2025」で総合準優勝

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2025127日に法政大学で行われたStudent Innovation College (以下Sカレ)2025の大会で、商学部・石淵順也ゼミの田中陽菜さん、名越尭良さん、真部恵太さんのチーム“JJJ”が、161チームが参加する中で総合準優勝を果たしました。Sカレは、マーケティングを学ぶ大学3年生が参加する日本最大の産学連携・大学横断の商品開発コンテストです。20周年を迎えた本年度は、32大学、526名の大学生が参加しました。チーム“JJJ”は、株式会社美販(東大阪市)のテーマに参加し、テーマ1位を獲得した上、各テーマの1位チームのみが発表を行うプラン優勝戦でプレゼンテーションを行い、準優勝しました。各テーマ1位のチームは商品化権利を獲得し、今後企業と共に商品化を行い、2026年のSカレの大会で販売実績も含め、総合優勝を競います。

チーム“JJJ”が提案したのは「らくラック」というダンボール製品です。ダンボールを中心とした事業を展開する株式会社美販のテーマは、段ボールを素材とした商品提案でした。チーム“JJJ”は、推し活などのため、高速バスでスマホを使い動画を見る際、手が疲れる、姿勢がつらいという問題に着目しました。座席前の手すりに、段ボールを組み立ててできる「らくラック」を取り付け、スマホを置くことで、ハンズフリーで動画を閲覧できるようにするダンボール商品を提案しました。バスの手すりのサイズや形状を知るため製造会社から話を伺い、段ボールの強度を高めるため段ボール工作の専門家の方に助言を頂くなど、多くの方々の協力を得ながら、プロトタイプを完成させました。またプロトタイプをもとに、ホームユーステスト、コンセプトテストなどの調査を行った上、書店などと商談をすすめ販路の開拓も行いました。

チーム“JJJ”の3名は「この度は、テーマ優勝、総合準優勝という素晴らしい評価をいただき、チーム一同、大変光栄です。石淵教授、株式会社美販様をはじめ、ご協力いただいた全ての方々に心より感謝申し上げます。秋の悔しい経験から課題を徹底的に分析し、現場主義を貫いた検証を重ねたことが、今回の結果に繋がりました。互いの得意分野を活かしたチーム連携も大きな成功要因です。今後は、このらくラックの商品化に尽力し、来年のSカレ総合優勝を目指し、チーム一丸となって頑張ります!」と商品化と総合優勝戦への意気込みを語っています。これから商品化に向けて本格的に動き出し、2026年秋に行われるSカレの大会での総合優勝を目指します。