2024.05.16.
トランスジェンダーの人権擁護をテーマとした公開研究会開催のご案内

トランスジェンダーの人権擁護をテーマとした公開研究会開催のご案内

近年、SNS上等において発信されるトランスジェンダー(特にトランス女性)に対する偏見や差別的な発言(トランスヘイト)を目にする機会が増えています。
残念ながら、本学においても、こうした偏見や差別的な発言が聞かれる状況があります。人権教育研究室は、このような偏見や差別的な発言は、関西学院が2014年に発表した
「キャンパス内にある性別やセクシュアリティを含む違いを尊び、この多様性こそが私たちのコミュニティの強さである」とするインクルーシブコミュティ宣言や、
今年で12回目を迎える人権教育研究室が主催する関学レインボーウィークの理念とは逆行するものであり、断固として許されないものであると考えます。
人権教育研究室ではこのようなトランスジェンダーをめぐる差別的発言を問題視し、トランスジェンダーの人権擁護をテーマとした公開研究会を以下の予定で開催いたします。




2024年度第1回人権教育研究室研究部会公開研究会
「トランスジェンダーの現状と未来ー知る・聴く・考える」

日 時  2024年5月16日(木)15:10~16:50
場 所  関西学院大学西宮上ケ原キャンパス B号館201教室
登壇者  高井 ゆと里(群馬大学・情報学部・准教授)
     武内 今日子(関西学院大学・社会学部・助教)
     堀  あきこ(関西学院大学・社会学部・助教)


トランスジェンダーについての情報やSNSなど、たくさんの情報を目にすることが増えました。
でも、トランスジェンダーとはどのような人たちで、どのような経験をしてきたのかについて、十分に知られているとはいえません。
メディアでさまざまな偏見・デマが発信されている今、差別に加担してしまったり、不正確な情報を信じてしまう恐れも高まっています。
そこで、『トランスジェンダー入門』などの著作がある高井ゆと里さんをお招きし、基礎的な知識をお話しいただきます。
その後、皆さんからの質問をもとに登壇者でトークセッションを行います。
適切な知識にもとづいて、現在トランスジェンダーが置かれている状況について、一緒に考えていきましょう。

今回の公開研究会では、事前に受け付けた質問について登壇者が回答/応答する機会を設けます。
当日参加予定の方で、登壇者に対して質問がある方は、下記フォームを通して5月13日(火)までに内容をお知らせください。
なお、当日どの質問を取り上げるかについては、人権教育研究室にて事前に検討のうえ選択させていただきます。
時間の都合もあり、すべてのご質問への回答はできないことを予めご了承ください。

公開研究会  登壇者への質問受付フォーム