2026.09.02
[イベント]
人権問題講演会(秋季) 「風土変動」から考える戦争と災害(張 政遠 氏)
場所
西宮上ケ原キャンパス G号館301教室およびオンライン同時配信(予定)
状況
「風土変動」から考える戦争と災害
演 題:「風土変動」から考える戦争と災害
講 師: 張 政遠 氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)
日 時: 11月6日(金)13時30分~15時00分
場 所:西宮上ケ原キャンパス G号館301教室およびオンライン同時配信(予定)
*事前申し込みは不要です。
■講演内容
地球規模で気候変動や環境破壊が進む現在、戦争と災害はそれぞれ独立した出来事として捉えるだけでは、その複雑な関係を十分に理解することはできない。
本講演では、和辻哲郎の「風土」論を手がかりに、人間と自然、社会と環境との相互関係から、戦争と災害を捉え直す。「風土」は単なる自然環境ではなく、人間の生活や文化、社会のあり方を形づくる媒介的な環境である。気候変動や災害による風土の変容は、生活基盤や社会関係を揺るがす一方、戦争もまた土地や生態系、地域社会を大きく変化させる。こうした「風土変動」の視点から、戦争と災害が相互に連鎖する構造を考察し、変動する環境のなかで人間がいかに共存と復興の可能性を構想できるのかを問い直す。
■講師紹介
香港生まれ。1998年香港中文大学文学部卒業、同大学院に進学、2000年国費留学生として東北大学に留学、2007年東北大学大学院文学研究科博士課程修了(博士号取得)。
2007年香港中文大学文学部講師、2013年関西学院大学文学部客員助教授、2020年東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、2024より現職。
専門は日本哲学、とりわけ西田幾多郎、物語りの哲学、風土論。『希哲雑誌』編集長、『Tetsugaku Companions to Japanese Philosophy』(Springer)共同編集長、東京大学東アジア藝文書院院長。