新課題の把握と研究
2026年度指定研究テーマ
「SOGIEと人権」
- 研究の背景
近年SOGIE(Sexual Orientation and Gender Identity&Expression)の多様性の尊重やLGBTQ+の人たちの人権についての関心が高まっている一方で、違憲判決の出ている同性婚について政府の消極的対応やネットを中心としたトランスヘイト発言の増加などSOGIEに関する課題は山積しており、本学も例外ではない。 - 研究目的
本学におけるトランスヘイトやSOGIEの多様性尊重の実態の把握、およびキャンパスの改善のための具体的な活動の効果測定 - 当該分野におけるこの研究計画の特色・独創性
本学はこれまでもSOGIEの多様性尊重に向けて他大学に比べて多様かつ独創的な取組を実施してきており、またそうした大学内の取組の効果を継続的に測定することは非常に意義のあることである。 - 国内外の関連研究と当該研究の位置づけ
大学におけるSOGIEの多様性尊重の取組に関しては、いくつかの大学でアクションリサーチなどを活用した調査が実施され、またトランスヘイトに関する研究も少数であるが近年されつつあるが、両方を組み合わせるような取組はまだ行われていない。 - 共同研究として研究を行う必要性
④に書いた2つのテーマを包括する研究のため、それぞれを専門とする研究者の協働が不可欠である。
「人権教育科目のあり方に関する研究」
本研究の目的は、現在の本学人権教育科目運営上の諸課題に対応するため、科目再編や科目提供システムの改変または新規開発に資する理論と方法、具体案を提示することである。高等教育機関における人権教育の一般的実践論に留まらず、関西学院大学の教育理論と価値にねざした半世紀間の教育実践の伝統と成果に連続するカリキュラム設計を考案するとともに、国内外の人権教育の理論と実践、他大学における実践例などを広く情報収集し、本学人権教育の特色を生かした新しいカリキュラムをそれらに位置づけることを試みる。
さらに、現行の本学人権教育科目の現状を把握し、新カリキュラムでの再編のために必要な変更案を検討する。