新明正道(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

新明正道

しんめいまさみち

1898.2.24~1984.8.20

新明正道

新明正道

文学部教授。
台北に生まれる。
東京帝国大学政治学科卒業。
永井柳太郎の留学先のマンチェスター・カレッジに留学した内ヶ崎作三郎や関西学院高等学部教授小山東助とともに海老名弾正門下三秀才と呼ばれた吉野作造の紹介で、高田保馬に代わって、1921年、関西学院文学部教授に就任。
26年に退職し、東北帝国大学文学部助教授、31年、同教授、45年、定年退官。
51年、東北大学教授に復帰し、61年、定年退官。
以降、明治学院大学、中央大学、立正大学、創価大学教授を歴任。
57~58年、日本社会学学会会長。
76年、学士院会員。

 学生時代、吉野作造より政治学を学び、東京帝国大学の新人会の運動に参加していた新明は、文学部教授就任当初は政治学担当であったが、社会学兼任を依頼され、社会学の研究を開始した。
在職中、『社会学序説』(1922)、『権力と社会』(1924)などの著書があるほか、高等商業学部の雑誌『商光』に「サムナァの社会学に現はれたる政治思想」(1922)を含む3論文が掲載されている。

 新明の業績は、ドイツ形式社会学の克服を目指し、独自の総合社会学を構想。
一般社会学、歴史社会学、実践社会学の3部からなる「新明社会学」を確立した。
著書に『形式社会学』(1928)、『社会学の基礎問題』(1939)、『綜合社会学の構想』(1968)、『社会学における行為理論』(1974)、『新明正道著作集』(1976~92)などがある。

【参照】Ⅰ 368;Ⅱ 212【文献】大道安次郎『新明社会学』1974;秋元律郎『日本社会学史』1979;『関西学院大学社会学部三十年史』1995;『関西学院大学社会学部の50年』2011