先端社会研究所(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

先端社会研究所

 先端社会研究所は、2003~07年度にわたって文部科学省「21世紀COEプログラム」に採択された「『人類の幸福に資する社会調査』の研究」を継続・発展させた先端的な研究を行うことを目的として、08年に設置された。

 21世紀COEプログラムでは採択期間中に、それまでの社会調査の理念や手法に批判的検討を加え、映像などを利用する新たな社会調査法の開発が試みられた他、国内外で、調査地の地域特性と調査環境を把握した上で調査地の住民とともに共同で調査をする方向が追求され、海外の研究・教育拠点とのネットワークが築かれた。
他にも、若手研究者の育成・支援プログラムを実施し、国際的な場で情報を発信・交換できる能力の底上げと向上に努めた。

 これらの成果を継続させるため本研究所では、「他者問題」を研究の目的として調査研究活動を行い『関西学院大学先端社会研究所紀要』(2009創刊)を毎年発行、学内外に配布している。
この他にも、大学と社会の間の双方向的な研究・情報交換の役割を担うソーシャル・サイエンス・ショップ(Sキューブ)、シンポジウム、メールマガジン、ホームページなどを通して研究成果の公表を行っている。

 また、教育活動として大学院生・研究生を対象としたリサーチコンペを毎年開催するなど、研究の活性化を図る活動や社会学研究科が実施した「社会の幸福に資するソーシャルリサーチ教育」を引き継ぎ、2011年度より大学院生対象の教育支援事業として、書評誌『KG社会学批評』(2012創刊、年1回)の発行、学外の講師を招聘した研究会、海外発表などの支援も行っている。