創立100周年記念事業(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

創立100周年記念事業

 関西学院が創立100周年を迎える1989年の2年前、87年4月の理事会で創立100周年記念事業委員会設置の議案が提出され、9月の理事会で記念事業と募金計画の大要、規程や組織などの案が承認された。
組織としては、記念事業委員会が置かれ、その下で事業実行委員会と募金委員会が企画と実行、募金活動の任に当たることとし、さらに事業実行委員会の下に式典、記念行事、広報、記念出版の4つの専門委員会を設置して、具体的な計画案を策定することになった。
委員会を支える事務局と担当本部として、事業委員会の事務局は企画部、式典は総務部、記念行事は企画部、広報は広報室、記念出版は企画部と学院史資料室(現、学院史編纂室)、募金は88年6月に新設された財務部募金課が担当することになった。
88年2月の理事会で「100年を回顧し、建学の精神に基づき、伝統の継承と発展をはかる」という記念事業の基本方針が正式決定し、各専門委員会では具体的な目標と事業計画の検討が行われ、発足から約2年にわたって精力的な活動が展開された。

 式典としては、1989年11月4日に行われた記念式典をはじめ、教職員540名が参加した「記念礼拝」(9月28日)、「原田の森記念式典」(9月22日)などが実施された。
また、記念式典の前日には宝塚ホテルで学内外の関係者650名が集う「感謝の夕べ」が開催された。

 記念行事は、同窓会や課外活動団体をはじめ、多くの機関で開催されたが、専門委員会が主体として取り組む行事として、「エキサイティングKGボウル」「オール関西学院グラフィティ」「関西学院アートフェスティバル作品コンテスト」「国際問題講演会」「ホームカミングデー・オン・KGキャンパス」の5つが実施された。

 広報専門委員会では、校章や校名のロゴマーク、スクール・カラーの基本形を制定したほか、アセスメント・サーベイ調査を行い、将来像を構築するための重要な資料を報告した。

 記念出版専門委員会では、正史編纂は継続事業として今後の課題とされ、図録『関西学院の100年』を刊行し、記念式典で出席者に配布したほか、学生・生徒や関係者、教会、キリスト教主義学校、公共図書館、他大学などにも送付した。
正史はその後8年をかけて編纂が行われ、1998年3月刊行の「通史編Ⅱ 」をもって全4巻が完結した。

 募金事業は40億円という目標額を設定して行われた。
これまで関西学院が同窓や社会と深いつながりを築いてきたとはいえない中での募金活動であったが、法人1,175件、個人6,552件、団体181件、合わせて7,908件、約38億5,000万円もの寄付を受けることができた。

【参照】Ⅱ 547-565