大学図書館利用サービス課(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

大学図書館利用サービス課

 大学図書館利用サービス課は、1889年に関西学院が原田校地に創立された時にまで遡る。
当時の運営の詳細は不明であるが、1904年の『私立関西学院一覧』に教師および学生に図書、新聞、雑誌を貸し出していたとの記録が残っている。
58年に職制として庶務、司書、閲覧の3係が設置され、61年には庶務、司書、閲覧の3課が設置されて事務組織が確立された。
以後、閲覧課内には時代の流れに合わせて、図書資料を取り扱う開架室と出納室に加え、74年に語学カセットテープやレコード、ビデオなどの資料を扱う視聴覚室や、雑誌資料を扱う雑誌室を設置し、利用サービスの充実に努めてきた。
94年には増大する雑誌業務と研究ニーズの高度化に対応するため、雑誌室を閲覧課から分離し雑誌資料課が設置された。
その後、97年の新大学図書館の完成を契機に、利用サービスのさらなる充実を目指して、閲覧課を利用サービス課に名称を変更した。

 利用サービス課では、大学の教育研究活動をサポートするために、図書資料の貸出やグループ閲覧室・研究個室などの施設を提供する一方、レファレンスカウンターを設置し、1995年から雑誌資料課の協働によるサービスを行ってきた。
しかし、2003年に行われた館内組織の改編で4課(運営課、図書情報課、利用サービス課、雑誌資料課)体制が2課(運営課、利用サービス課)体制になったことにより、利用サービス課のみでレファレンスサービスを提供することになった。
レファレンスサービスは、図書資料に関する質問に応じるだけでなく、各種データベースを用いた情報検索についての助言や他大学図書館との相互利用サービスなども行っている。

 また、図書館の利用教育にも力を注ぎ、長年にわたって新入生を対象に館内ツアーを中心とした図書館利用に関するオリエンテーションを行ってきたが、近年では基礎演習対象の「文献の探し方講習会」や研究演習対象の「学術情報探索講習会」を実施し、教育的な機能も果たしている。
さらに、1998年度からは地域に開かれた図書館を目指して、本学所蔵の学術図書資料を一般市民に公開する一般公開利用制度(有料)も開始した。

【文献】『関西学院大学図書館小史1899-1987』1990;『関西学院大学図書館史:1889年-2012年』2014