大学博物館(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

大学博物館

 大学博物館は、学院の創立125周年を記念して、2014年9月に時計台に開館した。
大学博物館設置については、1992年頃から検討が始められ、96年博物館構想検討委員会設置、2006年博物館構想計画検討委員会設置の流れの中で、さまざまな検討が行われた。
07年12月にまとめられた関西学院大学博物館設置趣意書では、創立以来の学院史資料や研究教育活動がもたらした学術・教育資料を、本学の知的財産として社会に向けて公開する必要性に触れ、そのために大学博物館を設置し、知的財産の統一的な収集・整理・保管・公開を行うことの重要性がうたわれている。
博物館を持つことにより、学生、教職員および同窓、近隣住民らがこれら知的財産に接する機会を得、また、学芸員養成教育の一端を担うこと、本学の教育研究の成果を発信することによって、社会的責任を全うすることなどが大学博物館設置の趣旨である。

 大学博物館の開設準備は、2008年4月に設置された博物館開設準備室が中心となって行った。
開設準備のための活動として、これまで収集してきた博物館資料を公開するため、08年秋「原野コレクションⅠ 本に貼られた版画 蔵書票の美」を皮切りに、12年秋「新劇、輝きの '60年代 大阪労演とその時代Ⅱ 1960-1969」まで9回の企画展示を実施し、その都度、展覧会図録の発行や記念講演会を開催した。
また、黒川古文化研究所や白鶴美術館などの博物館施設と連携し、高精細デジタル画像を活用した公開研究会も継続的に開催してきた。
頴川美術館とは09年10月連携協力協定を締結し、学院各学校の芸術関係の学外講座の実施や博物館実習についての協力関係を結んでいる。
これらの活動実績の蓄積の上に大学博物館は開館したのである。
なお、大学博物館の開設に伴い、それまで長年活動してきた学院史編纂室は、博物館内に位置づけられた。

 時計台には展示室(235㎡)、実習室(86㎡)、資料調査室(74㎡)、学院史資料保存庫(121㎡)が設けられ、H号館地下に収蔵庫(195㎡)を持つ。

【文献】『博物館開設準備室通信』(1-8)2009-2013