第5別館(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

第5別館

建設当時の第5別館

建設当時の第5別館

 上ケ原キャンパス内で最も高い場所に建設され、完成時にはその巨大さ、従来の建築とは異なる直線をベースとした近代的なデザインのために、当時の教職員や学生を驚かせた。
第5別館以前に竣工していた学生会館や体育館は、市道南側に位置すること、また建物に必要な機能を求めた合理的デザインなどの理由から、第5別館ほどの違和感は持たれなかった。
デザイン面では賛否両論があったとはいえ、斜面との調整を計り、従来の別館とはまったく異なる機能と合理性を感じさせる点には感嘆の声もあがった。
建物内の階段の広さ、2段に造成された中庭など、他の別館にはない独自の特徴をもち、1993年までは建物はT字型で、東側突出部の1階は吹き抜けのピロティーになっていた(同年、新大学図書館の建築着工に伴い、東側突出部は取り壊された)。
また69年の大学紛争時には、全共闘派学生の最後の砦として、封鎖解除を行う警察機動隊とのあいだで激しい攻防が繰り広げられた。

 1964年7月竣工、鉄筋コンクリート造り陸屋根地下1階付き4階建て、延べ床面積4,536.82㎡、設計・施工は竹中工務店。

【参照】Ⅱ 268