大道安次郎(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2019年6月20日 更新 ]
関西学院事典

大道安次郎

だいどうやすじろう

1903.5.1~1987.1.11

大道安次郎

大道安次郎

初代社会学部長、図書館長。
敦賀市に生まれる。
敦賀商業学校時代、賀川豊彦との出会いと関西学院グリークラブへの想いから、1923年、関西学院高等商業学部に入学。
当時の文学部教授新明正道と出会い、社会学への道に進む。
27年卒業、九州帝国大学の高田保馬のもとへ進学。
すでに東北帝国大学へ移っていた新明はヨーロッパへ留学することが決定していたからであった。
30年、卒業と同時に、高等商業学部講師に就任。
神崎驥一高等商業学部長の奬めで経済学研究を始める。
以後、助教授、教授となり、44年、旧制大学法文学部教授に移籍。
新制大学後、文学部教授となり、60年の社会学部設立に際して中心的役割を果たし、初代社会学部長に就任。
72年、定年退職。

 大道の業績は、当時の大阪商科大学教授堀経夫の指導の下で1935年ごろ始められた『スミス経済学の生成と発展』(1940)、『スミス経済学の系譜』(1947)、『国富論の草稿:その他』(1948)に代表されるスミス研究、関西学院の国民生活科学研究所(1944-45)時代の成果である『アメリカ社会学の潮流』(1948)、『アメリカ社会学の源流』(1958)に代表されるアメリカ社会学研究、そして『日本社会学の形成』(1968)、『高田社会学』(1953)、『新明社会学』(1974)に代表される日本社会学形成研究である。
その他、マッキーヴァー研究、都市研究、老人社会学など幅広い研究を行った。

【参照】Ⅱ 111,213,223【文献】『社会学部紀要』(24)1972;秋元律郎『日本社会学史』1979;『関西学院大学社会学部三十年史』1995;『関西学院大学社会学部の50年』2011