「公明正大」(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

「公明正大」

「公明正大」

「公明正大」

「公明正大」は旧制中学部における伝統的な学院精神を表すスクールモットーの一つとして「敬神愛人」とともに使われたものである。
その由来は1890年6月に生徒によって発行された雑誌『正気』にさかのぼる。
この雑誌名は藤田東湖の「正気の歌」によるもので、誌上に見られる「試験を受けし態度として……教師は、問題を示せし後、格別の用事なき時は、概ね教員室若しくは自宅に帰るを常とし、生徒等は、全然監督者無くして受験するの慣ひなりしも彼等は相戒しめて、俯仰天地に恥じざらん事を期したりき」といった生徒の姿勢から「公明正大」を尊ぶ精神がうかがえると『開校四十年記念 関西学院史』に書かれている。
この言葉は、当時在学生であった永井柳太郎が、後に母校を訪問した際に揮毫した書が、旧高等部講堂に掲げられていた。
現在は高等部棟小会議室に掲げられている。

【文献】『関西学院中学時報』(18)1929;『開校四十年記念 関西学院史』1929;『関西学院高中部百年史』1989