神戸三田キャンパス(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

神戸三田キャンパス

神戸三田キャンパス

神戸三田キャンパス

 神戸三田キャンパスは1995年4月の総合政策学部設置とともに開設された関西学院の二つ目のキャンパスである。
兵庫県三田市にあり、校地面積35万1,000㎡。
神戸電鉄のウッディタウン中央駅から関西学院近くまでの延伸計画に対応して正門の位置が決定された。
キャンパス計画ゾーニングとして、正門より管理教育ゾーンにⅠ・Ⅱ号館、アメニティーゾーンにⅢ号館、スポーツゾーンに体育館を、敷地中央軸線に沿ってクラスター状に配置された。
できるかぎり自然緑地を残し、自然と建物の共生を図り、スパニッシュ・ミッション・スタイルを踏襲するなど、関西学院にふさわしいキャンパスデザインとした。
設計は日本設計、施工は竹中工務店、大林組、熊谷組、浅沼組共同企業体により、1995年3月に竣工した。

 鐘楼のある玄関ホールを設置したⅠ号館(研究管理棟)は、神戸三田キャンパス建物群全体の入口。
正門寄りの建物は管理部門として、キャンパス管理や総合政策学部の諸事務を扱う事務室や会議室。
ロの字型中庭に面した建物は研究部門として、教員の個人研究室、共同研究室、演習室などを並べ、多様な機能を備えている。
3階建て、延べ床面積5,100㎡。

 Ⅱ号館(講義・図書棟)は、大・中講義室をはじめチャペル兼用教室、パソコン教室、LL教室、小講義室を配し、言語教育や情報教育、小集団教育の場としての機能のほか、自習コーナーやマルチメディア資料作成室などが並ぶメディア・フォーラム、全面開架方式の図書閲覧コーナーを配置している。
3階建て、延べ床面積5,690㎡。

 Ⅲ号館(食堂・購買棟)は、1階には食堂350席、国際交流コーナー50席を設置。
教職員や学生の交流の場としての利用を考慮し、芝生やテラスに面して配置、2階には学生の憩いの場となるラウンジと物販を配置している。
2階建て、延べ床面積1,920㎡。

 シャワー室やロッカー施設を完備した体育館は、ライトコートを設けて通風、採光にも配慮した。
第1グラウンド、公認陸上競技場、ゴルフ練習場やテニスコートなどに隣接している。
1階建て、延べ床面積1,340㎡。

 1997年度の文部省私立大学学術研究高度化推進事業の一環として、ハイテク・リサーチ・センター整備事業の実施校としての認可を受け、翌98年3月、理学部の移転に先立ってハイテク・リサーチ・センターが建設され、実験物理学系の5研究室が移転した。
1998年3月竣工、3階建て、延べ床面積1,730.49㎡、設計は日本設計、施工は竹中工務店・大林組共同企業体。

 2009年9月には、創立111周年記念事業の一環として計画された神戸三田キャンパスランバス記念礼拝堂が竣工した。
2階建て、延べ床面積438.93㎡。
設計は日建設計、施工は竹中工務店、大林組、鹿島建設共同企業体。

 理学部移転を含めた「神戸三田キャンパス第2期整備計画」に基づき、2001年8月、Ⅲ号館(総合政策学部・図書メディア館、3階建て、延床面積5,762.14㎡)、Ⅳ号館(理学部本館、4階建て、延べ床面積18,289.44㎡)、第二厚生棟(食堂・ラウンジ・保健室・カウンセリングルーム、2階建て、延べ床面積1,995.47㎡)が竣工した。
設計は日本設計、施工は竹中工務店・大林組・鹿島建設共同企業体。

 あわせて既存の諸施設の副名称も変更した。
Ⅰ号館は神戸三田キャンパス本部・総合政策学部館、Ⅱ号館は総合政策学部館、Ⅲ号館の食堂・購買棟は第一厚生棟となった。
ハイテク・リサーチ・センターはⅣ号館別館となり、Ⅳ号館の新理学部棟と1、2階の渡り廊下で直接アクセスできるように改修された。

 理学部は2001年夏に上ケ原から移転し、同年度秋学期から神戸三田キャンパスで授業を行った。
02年4月には既存の物理学科、化学科に、新たに生命科学科、情報科学科を加えて4学科体制となり、同時に「理工学部」に改組した。
総合政策学部では、同年4月にメディア情報学科を新設した。

 2009年4月、理工学部に数理科学科、人間システム工学科の2学科、総合政策学部に都市政策学科、国際政策学科の2学科を増設した。
これに対応するため「神戸三田キャンパス第3期整備計画」が策定され、Ⅴ号館、Ⅵ号館、建築実験棟が新たに建設された。
Ⅵ号館は2008年10月に、Ⅴ号館と建築実験棟は2009年2月に竣工した。

 Ⅴ号館は理工学部の新学科(数理科学科、人間システム工学科)と生命科学科が使用し、2009年3月に竣工。
Ⅳ号館理工学部本館と1、2階の渡り廊下で直接アクセスできる構造となっている。
3階建て、延べ床面積2,936.10㎡、設計は日本設計、施工は竹中工務店。

 Ⅲ号館は総合政策学部の新学科(都市政策学科、国際政策学科)が使用することになり、これまでⅢ号館にあった図書メディア館は2009年4月にⅥ号館に移った。
Ⅵ号館はこのほかに神戸三田キャンパス事務室(理工学部担当)、研究推進社会連携機構、キャリアセンターが使用している。
設計は日本設計、施工は大林組、4階建て、延べ床面積7,284.23㎡。

 2009年2月に竣工した建築実験棟は、総合政策学部の建築士プログラム教育の一環として、主に建築材料実験、建築環境工学実験を実施するために設けられた実験施設。
2010年度から、学部学生に向けて正式な運用を開始した。
1階建て、延べ床面積455.40㎡、設計は日本設計、施工は竹中工務店。

 2010年4月に竣工した第三厚生棟には、関西学院大学生協がパンショップを拡張したコンビニエンス店舗を出店した。
単なる食堂施設ではなく、課外活動・学習などの学生活動場所としても使用している。

 2013年4月、関西学院新基本構想に基づく新中期計画により、アカデミックコモンズ(Academic Commons)を建設した。
これは今までの関西学院になかった「『学習』と『憩い』と『学生活動』の融合」をコンセプトとする施設で、「学生の学生による学生のための生きた学びの場」となる空間としてさまざまな活動を行っている。
同時にキャンパス西側にあった神姫バスのバス停とシャトルバス乗り場を統合したバスロータリーをアカデミックコモンズ前に設置し、学生活動の場と通学の場が密につながることとなった。

 アカデミックコモンズには神戸三田キャンパス事務室(キャンパス担当)、保健館分室、総合支援センター、キャリアセンター、教職教育研究センター、生涯学習課、国際教育・協力センターの事務機能を集約した。
2階建て、延べ床面積4,405.17㎡、設計は日本設計、施工は戸田建設。

 2015年4月の理工学部新学科設置に向けて、13年度から第1グラウンドの廃止、Ⅳ号館前来客駐車場の増設、建築実験棟北側空地の学生駐車場への転用が行われている。