高中部本部棟(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

高中部本部棟

高中部本部棟

高中部本部棟

現在の高中部本部棟は、1929年の上ケ原キャンパス創設時に大学予科校舎として建築されたものである。
その後、戦中の44年にこの大学予科校舎は、当時の中学部校舎などとともに校地施設を三重海軍航空隊西宮分遣隊に供出された。
戦後、45年9月、大学予科の授業が再開され、47年には理工専門部が予科校舎に移転した。
以後、51年までは短期大学応用化学科校舎となった。
その間、50年9月のジェーン台風によって校舎に多大の被害を受けた。

 その後、1951年4月からは新制中学部本館として使用され、礼拝堂、教員室、図書館、ホームルーム教室等が配置された中学部の中心的建物となった。
ちなみに初代の新制中学部校舎は、後に高等部と共用され、現在の中学部グラウンドにあった。
ロの字型(クオドラングル形式)による建築で、メインキャンパスに位置する大学校舎群とは相違を見せていた。
しかし建築デザインは創設時における全学共通のスパニッシュ・ミッション・スタイルとなっている。
男女共学化、定員増のため2011年3月に新しく中学部棟が建設されたので、それに合わせて高中部本部棟として改修され、12年2月、高等部部長室、中学部部長室、高中部事務室、高中部保健室、高中部カウンセリングルーム、その他多目的に利用できる諸室を設置した施設へと生まれ変わった。
なお、中学部礼拝堂として長く使用されてきた伝統ある礼拝堂は、「中礼拝堂」と名を変え、今も中学部の学年礼拝等が行われている。

 1933年4月9日竣工、鉄筋コンクリート造り陸屋根地下1階付き2階建て、延べ床面積2,574.06㎡、設計はヴォーリズ建築事務所、施工竹中工務店。